June 02, 2019

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

2017年にキングコングを挿んでいるとはいえ5年ぶりの続編。MCUに比べるとユニバースとはいえ公開間隔が長いのは否めない。MCUが例外的過ぎるのだが。

東宝怪獣ゴジラ以外も登場でさながらハリウッド版三大怪獣 地球最大の決戦。

前作の金はかかっているはずなのにややビンボー臭い(つまり見せ場が少ない)のに比べりゃだいぶバトルも増えて結構ですが、やっぱり画面が暗いという弱点は払拭されず。

編集がまずいのか、殺陣が上手く無いのかバトルも見難い。ただガチンコやってるだけで、バトルシーンの面白さのようなものはあまり感じられません。総じて映画としてのノリは今ひとつで、面白いかどうかでいってしまえば「普通」。厳し目にいえば「凡作」か。

今やシン・ゴジラというハードルが存在する以上、派手な映像化というだけでは満足できない、やはり映画はノリが良いかどうかなのだ。シン・ゴジラの映画としてのノリの良さは異常なレベルで、よくできた楽曲をいっきに聴いてしまうような心地よさがあるのだが。

どうしてもハリウッドエンタメ映画は個人の物語に落とし込もうとするのだが、そこが毎度ノイズにしかならないのが難しいところ。シン・ゴジラのような物語は書けないのだ。

例えば今回でいえばかーちゃんテロリスト化とか、これ無くても良い話だよね?フィンウェイパークで娘がやってる事も、娘一人にやらせなくても話は書けるよな?全部モナーク内部で粛々とやれば余計なノイズなくもっとコンパクトな話にできるわけじゃん。

あと突っ込むのは野暮とも思うが、ケン・ワタナベに特攻させんでも...とか。

一方で映画には圧倒的なビジュアルやサウンドも不可欠だが、まあ根本的に全体がパンパンに過ぎるゴジラがどうも好きになれないのもね。あとキングギドラはやっぱり鳴き声が大事。あの音じゃないだけで全くギドラ感が無くなるというのは、こっちの刷り込みが強すぎて違和感しかなかったな。

主題歌がBlue Öyster Cult(正確にはそのカヴァーだが)とは、その手があったかと。

今回の音楽Bear McCreary は前作Alexandre Desplat と異なり、オリジナルモチーフを生かしたある意味手堅い仕事。伊福部&古関メロディがハリウッド大作で堂々正調オケが流れたと思うと感慨深い。伊福部はReady Player Oneでもモチーフは使ってたけどあちらはメカゴジラだし、今回はいわゆるゴジラのテーマも使用と。

ちなみにチャン・チーの双子設定は見ている間理解不能でした。急に場面変わってただ混乱しただけとゆー(笑)。

ラドンVSモスラというカードは珍しいのでは。しかしラドン、最後笑わせにかかってるよな。ムトーさんも前作のヒールだったとは思えない小物になってしまって。

ちなみに板野義光と中島春雄に捧げられておりましたが、中島春雄さんの厚遇ぶりは熱いものが。

4大怪獣はそれぞれキャストクレジットがあって面白いです。Himself or Herselfな。

放射能設定が謎すぎなのはもう突っ込みません。

次回はvsキングコングらしいが、まともにやりあえるとは思えないので、どうコングを強化するのかね。

 

May 21, 2019

AREA / ARTI & MESTIERI ジャズ・ロック・レジェンズ 2019

毎度お馴染みクラブチッタのイタロ招聘ライブ。今回はJazz Rock Legends Vol.1と銘打って(Vol.2があるかはさておいて)CRAMPSレーベルの双璧2バンドのジョイントライブ。

例によって?日程的に仕事とモロ被りと思って諦めていたのだが、これまた間隙を縫うことに成功。

ARTI~は今回で4度目の来日らしいのだが、実は参戦は初。

Furio ChiricoDr)の手数がすごいことで有名ですが、実際すげえ手数王。見た目の若さも相まって元気一杯。

初期ARTI~には不可欠なヴィヨロンで参加のLautaro Acostaも弾きまくりでインストに徹した今回の編成(ARTI & MESTIERI Essentia という名義だそうな)も満足ではありましたが、未発表曲というか新曲多めで耳馴染みのない曲が多かったような気もする。とはいえ初期2枚の主要曲はもちろん披露されましたが。

とはいえやはり今回そもそもライブを見たいとなった理由はAREAである。AREAは3度目の来日となるのだが、今回はついにVocal入りのラインナップ。なんつっても初期AREAといえばDemetrio Stratosの個性的なVocalの存在感といったらないわけですが、ご存知の通り1979に夭折。

だもんで活動再開後のラインナップは知る限りではVocal抜きのインストグループとしてのAREAだったわけだ。

しかし今回Area Open Projectと銘打って女性VocalとしてClaudia Telliniを迎えての再編。GtPaolo Tofaniは抜けてしまったが代わりのGtを入れることなく、キーボードトリオ+Voという攻めた編成。

Stratosの再来などそう簡単な話ではなかろうなので、インストバンドで活動していたのも宜なるかななのだが、再現無理ならいっそのこと女性でというアイデアだったのかもしれないが、女性としては低音ヴォイスなのも(加藤登紀子系的な?)あいまって結果的にこれが見ン事ハマった。イタロとは言うもののAREAはヴァルカン風味が強いわけですがそこも含めて最高

いや~21世紀にもなってLuglio, Agosto, Settembrenero)がライブで聴けるなんてねぇ。

とにかくバンドのノリがすげー良くて最高でした。Patrizio FariselliKeyが滅茶苦茶上手いのでギターレス全く気にならず。むしろそれで良かったといっても過言ではない。シンセソロをあそこまで歌わせられるのはすごいです。

最後は両バンドのキャリアでも初めてと言うジョイントセッション(曲目はなぜかジミヘンとザッパ)で締めて大盛り上がりで終了。休憩20分ありとはいえほぼ四時間ですから、まあこの内容で¥13,000なら結果的には納得価格。

このJazz Rock Legendsシリーズって続くのかねぇ。

Brand Xとかどうですかねえ。もう主が引退してるんで再編は無理なんだけどこの際トリビュート編成でも良いからBrufordとか観てえなあ。

February 25, 2019

YES 50周年 東京最終日

Yes 50周年のジャパンツアー東京最終日に参戦。

50周年て。素直に凄いよね。
小生の初Yesは実はかのABWHなんですが、そこからだって余裕の四半世紀越え。マヂか〜。
当時衰えが見えるなんて言われてたHowe爺が今も一番元気に活躍しとるとは。というか当時のHoweてばまだ40代前半。今にしてみりゃ衰えてねーよ!、今も昔もHoweはHowe!
まあ確か記事はキーボードマガジンだったと思うので相対的にWakemanアゲ故の事でもあったけど。最も実際当時のWakemanときたらキレッキレも良いところでYesもプログレも関係ない?文脈でニコ動で「神キーボード」ってネタになってるぐらいだから確かに凄かったのは間違いない。来日公演でもあのまんまでしたから、口アングリですよ。

しかし世の中何があるかわからんもんで、今回のライブのチケ、早々に最終日の3rd再現セットを押さえたものの、昨年末の時点で当日の出張が決まってしまい、無駄確定。
ところが今年になって頼んでもいないのに客の都合で、日程変更となり無事参戦可に。
あとはもう世の中的にはインフル罹患とか無いように祈るばかりだったが、なんとか体調崩す事もなく。

さて前振り長くなりましたが、今回の公演非常によかったです。何しろHowe爺がHowe比でなんだか凄くキレが良くって。レア曲披露(ParallelsとかSweet DreamsとかNo Opportunity Necessary〜等々)も嬉しいし、それでいて初手からClose To The Edge、第一部の締めはHeart of the Sunriseと何が不足してたんだろ?みたいな充実感。アリーナ前方ど真ん中ってのも良かったなぁ。
あいかわらずAlan Whiteが全快ならずクレジットとは逆に実質ゲスト、前回同様サポートのJay Schellenがメインドラムで何やらSteve Howe Bandっぽくもあったけど。
実はHoweよりも古参だったオリジナルメンバーのTony Kaye参加も事前の売りの一つではありましたが、演奏に加わった曲ではオルガンサウンド(Roland VK-1)に専念したためか非常に生き生きしててこれも楽しい趣向でした。なんせ日本公演では過去最も輝いたのではないでしょうか。

Big Generatorツアーは知らないけれどUnionツアーでも一人だけソロコーナーもなく、挙句Talkツアーではキーボードプレイヤーとしての見せ場もTrevor Rabinに奪われて生ける屍状態だったもんで評価低かったんですがねえ。
3rd再現セットだから、第二部は出ずっぱりなのかと思ったら、順番が違うだけで結局3公演とも担当曲は同じだったようで。この辺は契約社会ですから事前に決めた通りなんでしょうかねえ。

December 18, 2018

King Crimson in Japan 2018

年の瀬。
控えめに言って最高だったKing Crimsonだったわけですが、ほぼ3年ぶりの来日にて処も同じオーチャードホール。
基本スーツに身を包んだ英国紳士連(アメリカ人もいるけど)の出で立ちも変わらず、長く続いてる現ラインナップだが、正確にはJeremy StaceyがDrに座って、Bill Rieflinがキーボード専任になった8人編成。キーボード専任メンバーが存在するのは長い歴史の中でも現行ラインナップになってからではないかい。
相変わらずの日替わりセットで前回ツアーでは外されていた80年代曲もいつもまにやらレパートリーに加わって、まさに今は全方位的なKing Crimsonなんであります。

それにしてもジャパンツアーは北は北海道から南は九州まで1ヶ月近くも続くんだぜ!まるでEric Claptonか!みたいな。

追加公演の前半も1回ぐらい…と思いつつまあまあお高いもんで、結局行かずにようやく参加となった17日だが、初手からDisciplineですでに満足。ついでCirkusやらLizardやらで、これでお終いでも納得してしまうほどのセットリストにさらに満足。Fripp翁のロングサスティーンギターも絶好調だ。さらにOne More Red NightmareにRedと2015年は確か聴けなんだ曲が来て、前回の補足ですか?状態。後でFallen AngelとStarlessもあったので実質アルバムRedがコンプリートな日だったような。

本当にねえ冥土の土産に全レパートリーをライブで再現するつもりなのかね翁は。いや最高なんですが。やってる事は懐メロバンドと言えなくも無いが、生で聴いたらあーた曲の生命力がやはり物を言いますよね。うん。ひいきの引き倒しを承知でこれは懐メロなのではなく、正しくクラシックなのだと言いたい。
ちょっと前半ベースが聞き取りにくかったが、休憩挟んだ後半はそれも解消されてサウンド面でも鉄壁のアンサンブル。

前回から思ったが今やすっかり古参となってかつてのBrufordポジションとなったMastelottoだが、実際随分と風格とインテリジェンスも身にまといドラミングも進化して、トリオドラムは視覚的にも面白く、キーボードも駆使されるはMel Collinsが管楽器担当するはでBruford好きな小生ではあるもののダブルトリオ時代を完全に凌駕したと言っていいのではなかろうか。

唯一Jakko Jakszykのヴォーカルだけが弱いと言えなくも無いが、 Lake,Wetton,あるいはBelewといった面々に比べるといかにも中庸ではある。が現在の全方位型KCにおいてはその中庸性が逆にメリットでもあると言えなくもなかったりして。

未入手だったLive in ViennaとかMexicoを入手に走る程度には熱が上がりましたぞ。

November 21, 2018

ボヘミアン・ラプソディー

言わずと知れたQueen、というかFreddie Mercuryの評伝映画。
どうやらなかなかの絶賛公開中らしいです。

Rock聴きのはしくれとしてもちろん聴いてはいるが、リアルタイム世代でありながらFreddie存命中は実はフラッシュゴードンが最初の認識、というのはサントラファンあるある?である。
だいぶ後プログレに狂う訳だが、となればプログレ耳にも充分に引っかかる楽曲群を持つQueen であるからして、無論嗜みの一つ。
ではあるが、前にも書いた通り全アルバムを網羅するほどでは無いぐらいな。初期は網羅しつつ、後期はGreatest Hits II+Innuendoてな感じ(没後のMade In Heavenは別として)。

んで映画だが、バンドのサクセスストーリーとその裏で進行する悲劇、そして訪れるクライマックス…というじつに真っ当に王道の作り。
だがそれが良い。

良くある作り話のようだが、脚色や想像はあるにせよBased on a True Storyなんだからその意味では骨子としてはイチャモンのつけようが無いわけで。
骨子、というのは散々言われているように、史実とは異なる時系列ではある故だが、しかしそここはあえての作り。何しろ製作陣にBrian MayとRoger Taylorが名を連ねているので、史実とは違うがある意味公認。時系列は違うけど、事実上もしくは精神性においてはまるっきりの嘘ではないよぐらいな感じで捉えても良いのではないか。

何と言ってもクライマックスのライブエイドの完成度よ。ここは歌詞が訳されることで、史実とは違う故のその歌詞と心情のシンクロたるや、ライブ再現という名のロックミュージカル。日本限定かもしれないけど訳詞がまた良い具合に訳されているのが効果的なんじゃないかしらん。ミュージカルも好んでいたであろうFreddieも満足しているのでは。
実際のライブエイド見ればなんて声もあるようだが、前述の通りドラマ的に演出されたこちらはこちらとして観るべき。流れ的にカットしたと思しきCrazy Little Thing Called Loveとか、逆にあっても良いけど劇中で曲がかぶるのであえてカットしたWe Will Rock You、逆に最後にここで使うためにWe are The Championsを途中で見せなかったとか編集の妙ですわ。
実はフルバージョンで撮影しているらしいんですが、これはソフト化の際にボーナス映像であるかもね。

エンドロールのThe Show Must Go Onなんてベタ過ぎな選曲だけど、じゃあ他になにがある?
この名曲故に退屈になりがちなエンドロールも堪能できちゃうよ。

それにしてもあらためて良い曲が多いと感心。今さらながら偉大なバンドであると痛感。
鑑賞後にサントラ(おなじみ20th Century Foxファンファーレ by Queenも収録)は勿論、未入手だったオリジナルアルバムもiTunes Musicで確保したのはいうまでもないのであった。
こりゃ何度目かのQueenブームが来てしまってもおかしくないですぜ。

バンドメンバーは皆激似であったが、実はいちばん似てないのがFreddieだったかも。なんて。

October 27, 2018

Claudio SImonetti’s GOBLIN & Dawn of the Dead

昨年に引き続き(ということは3年連続で)秋の川崎にClaudio SImonetti’s GOBLINがまたも来日。ハロウィーンにかこつけてか、クラブチッタ秋のホラー祭りとでも言いますか。
目玉はなんつっても映画本編を上映しながらのシンクロ生演奏ってことでして初回がサスペリア(参戦できず)、2度目となる昨年がサスペリアPart2、そして今年はゾンビであります。
Dario ArgentoとGeorge A. Romeroが絡んでバージョンがいろいろある本作ですが、今回は本邦初上映となるイタリア語吹き替え版だそうな。
この企画となると例によってGoblinファンのみならず、どこからともなく(笑)映画ファンも湧いて出てくるので会場は満員御礼の大盛況。

 

ゾンビはその昔にWOWOWだったかで1度見た記憶はあるのだが、なんだか意外とのんびりした(牧歌的と言ってもいい)映画だなぁという印象だった。いわゆるGoblinサウンドは全く記憶にないので、本家Romero版だったのではなかろうか。
だもんでArgento監修による音楽Goblinのバージョンは多分初見。冒頭から重厚なメインテーマが流れ、程なく変拍子も強烈なゾンビのテーマが景気良く披露。昨年同様の爆音公演でセリフが聞き取れないほどですが、字幕あるし目当てはむしろサウンドなのでこれでいいのだ。
映画本編は音楽は別でも印象はあんまり変わりませんで、ゾンビがゆっくりした動きだしやっぱりどこかのんびりした作風。妊娠しているはずのヒロインが喫煙者だし酒も飲むなんてのは時代の違いを感じますねえ。あれだけ荒廃した世界でなぜショッピングセンターの通電が正常なのかは突っ込みどころではありますが、そこは作劇優先てことで。

 

ところで17:00ライブ開始、20:30ごろ終了とのアナウンスだったので、若干遅れて始まった映画本編だけで2時間あるわけで、30分休憩後のヒット?ライブショウは1時間ぐらいのはず…だったのだが。予定がそもそも間違っていたのかなんだか実際は結局フルセットライブで終了は21:30も過ぎていたのは嬉しい誤算。
そもそも第二部の売りはオリジナルアルバムRollerの全曲披露だったので、これだけで40分はかかる。他の曲の披露はいかにも時間が無い、のだが皆大好きサスペリアPart2のメドレーを延々やり出したあたりで、まだアンコール前なんですけど…てな具合。

 

前回トリオ編成だったバンドには今回は専任ベーシストが参加しまして(演奏そのものは映像同期の制約か4人編成となってもあんまりバンドの自由度が高まった感じは受けなかったのはあるんですが)見た目にはそのCecilia Nappo嬢(もしくは女史)がステージの真ん中でバンドの華として大活躍。

 

映画シンクロとしては、今回までの3本で大物カルト作は出尽くしたし、今回で打ち止めかもしれないがバンドとしては「マークの幻想の旅」全曲披露とかはありじゃないでしょうか。

April 14, 2018

角川映画 シネマ・コンサート

ここ何ヵ月は見たい(見たかった)ライブ目白押しなのだが、仕事(と金)の都合で取捨選択をせざるをえずとは言えこれだけは行きたい筆頭がこれ。
だいぶ昔に弦付きで大野雄二の棚卸コンサやらんものかと書いたものだが、ニアリーイコールなこの企画、なんとか色々振り切って行ってきましたよ。

曰く「犬神家の一族」「人間の証明」「野生の証明」という初期三作をオーケストラで演奏!という夢の実現でございます。
最近流行りつつあるシネマコンサートの類ではあるが、全編やったらえらいことになりますんで映像は勿論ダイジェスト。まあサントラ者としてはコンサートとしての映像はオマケとしか思っていないので十分。
とは言え実はこの三作とも観た事は無いのでありまして、この辺がサントラ者の歪んでいる所でもあります(笑)。
「犬神家」に一番尺とっていて、ダイジェストとはいえ概ね内容も理解したが他の2本はまとめて第二部なのでダイジェストのダイジェストみたいな。
「人間の証明」にいたっては展開が謎過ぎ(笑)、いやオマケだからいいんだけど。じつは高校大学の同窓生という石坂浩二をゲストに迎えてのトークショーも挟みつつの3時間越えは大野サウンドカタログショーとしては充分。ちなみにここでプロデビューがいつだったみたいな話でちらっと名前がでていたサトウというのはおそらく佐藤允彦の事と思われる(凄い学年だな)。

ただシネマコンサートの弱点も露呈しまして、私がとにかくこの一曲だけ聴ければ満足と言っても過言ではない最高にカッチョええ「人間の証明」のテーマインスト、所謂「我が心の故郷へ」が映画冒頭そのままなもんで痛恨の短縮バージョン。ストリングスで展開する部分無し!みたいな。
世間的にはヴォーカルバージョンのフルのほうが良いかどうか知りませんが、(ゲストヴォーカルも呼んじゃったし)小生的には40年越しの夢の実現が半端な事にとしか言いようがありません。
そのゲストヴォーカルだが、「人間の証明」はダイヤモンドユカイ、「戦士の休息」は松崎しげる。歌い方の解釈は完コピしろみたいな事はまあ言いませんが、ユカイ氏のthe old straw hatのtheを「ザ」と言っちゃう所はいただけません。

とまあ色々やればやったで不満もあるのは毎度の事だが、今は只々第二弾を希望する所。

角川括りだと「黄金の犬」とか漏れちゃうのがなー。これのテーマも大変シャープな出来で良いのだが。なんなら田辺信一の「女王蜂」とかも良いのだが...って話がずれてきてますが。
ちなみにこれまた本編は見たことが無いというサントラファンのアレな感じです。

April 09, 2018

SHOW TIME

大谷翔平の所謂二刀流についてだいたいの評論家筋がやめたほうが良いとは言うんですが、実際んトコすごいのはその評論家筋にして打者一本というのと投手一本と言う所では意見が割れてしまう所では無いかと。
つまりその才能はどちらにしても間違いないという点は一致しちゃってんですな。
んでもってなんだかんだで日本球界では実績残してきたわけじゃないですか。ここはやっぱり日本ハムと栗山監督は偉かったと思います。

で、今のところ恐いくらいに結果を残してるんですが、プロで一勝するのもホームラン打つのもある程度は特別な才能の持主なわけですよ。メジャーもまたしかり。そこで運の要素は勿論あるんでしょうが、3回続くとさすがにまぐれとは言えないような。
今後はそりゃあ山あり谷ありかもしれませんけどね。むしろそのぐらいないと観てる方が逆に安心出来ないんじゃあないですか?もしかして。

10勝10本じゃパッとしないなんて説もありますけどね。私ァ10勝10本でもしたら立派なもんだと思いますけどね。12勝15本ぐらいは行けそうだけど。
投手で10勝はまあソコソコです。野手で10本もまあソコソコだよな。とても一流の数字ではないですよ、本来は。

でもこれって投手と野手(厳密にはDHは野手なのか?てな気もしないでもないが)は分業されているっていう前提のモノサシだよね?
100年前ならいざいらず、この数十年当然のように投手と野手は別枠で評価されて来たわけだ。兼業選手の存在は実質的に想定していなかったのが実際の所ですから、本当は兼業選手については従来にない評価軸が必要なんじゃないのー?ってのが要旨。
というか先駆者の評価というものは歴史上後年にならないと出来ないのかも。
規定数は単年の評価には使えるけど、累積していったときに200勝と200本を達成したら?(なんなら100勝と100本でも良いや)これができる選手が他にいるのかって話になると成功とか失敗という基準自体が今は無いと言えないかと。

なにはともあれワクワクさせてくれる選手な事は間違いないし、実は数字よりもそれが一番大事な事じゃないですか。

イチローにもまだまだ活躍して欲しいけど、そのキャリア晩年(だよね)に、匹敵するかそれを越えるかもしれない天才が出現するとは面白いものですなあ。

December 24, 2017

カマスは筋トレになるような

Catch & Eat派として年に一度は喰いたい相模湾のカマス。

ロクに仕掛けのチェックもしないまま出撃してみれば、船上で用意して見たらば残ってるいたの雑〜に修繕した枝ス間もバラバラなら針もバラバラのドイヒーな仕掛けであった。まあ引っ掛けだし、駄目なら後で買うかてな感じで開始。

途中で手前祭りが酷すぎなので、さらに雑な修繕はしたものの結果的にはまあまあ何とかなってしまったのであった。

それよりもともと重りが150号(1号=1匁=3.75g)かつ水深も200m前後とそこそこヘヴィーな釣りなのだが、そこに魚がのった状態で最高速巻きあげは結構な力がいるのである。水深があるので巻き上げもそこそこ時間かかるしね。
勿論手持ちでやらずともロッドキーパーに掛けりゃ良いんですが、あえて手持ちであると結構これ筋トレになんじゃね?って事なんですな。
気持ちの問題としてなんとなく手持ちのほうがバレにくい気もするし。

腕は勿論のこと、なんなら巻き上げながらスクワットもできますよ、みたいな。

December 17, 2017

スター・ウォーズ 最期のジェダイ

公開初日に観てきましたが。
予告で見たシーンがまだ出てこないね、一体どんだけやるんじゃ見たいな映画の長さ。
それも当然でシリーズ最長の150分超え。

見ている最中に映画の長さが気になると言うのは、映画の出来としては褒められたものではない傾向があるわけですが、まさにそんなところでしたかね。













前作フォースの覚醒はおおいに楽しませて貰ったが、今回は乗れませんでしたな。
シリーズのおおまかな構成、というか各キャラクターの関係性や、背景は事前にある程度は決まっているとは思うけど(つまり全てが監督・脚本のライアン・ジョンソンの所為とは言えないだろうが)それでも色々残念じゃないですかね。
もっともそもそもSWってそんな大層な作品ではない(いわゆる傑作とかではないという意味で)し、ましてやエピソード7以降は言ってしまえば公式同人誌ぐらいのものだと思えば、細かい事言っても大人気ないようにも思うんだけど、曲がりなりにもシリーズ作品ではあるのだし、それなりにキャラクターは大事にしてあげるべきではと。
要は旧3部作の主人公たるルークの扱いが余りに残念な扱いって事だ。物語のある意味での元凶ですらあるという展開はいかがなもんかしらん。

それを抜きにしても、まあ脚本が良くないっすね。
帝国の逆襲ポジションだから敗走戦になるのは仕方ないにしても、それにしてもアガるシーケンスが少なすぎ。
帝国の逆襲は負け戦なのにやたらアガる奇跡のような作品なのだが。

これは前作からだが、物語の背景として共和国およびレジスタンス、ファースト・オーダーの勢力図が全然わからんのがそもそも問題ではある。
現体制下で言えばファースト・オーダーのほうが(本来の意味では)反乱軍で、レジスタンスの方が体制派であるはずだわな。そこはまあ体制だけど伝統的にレジスタンスて事でも良しとしますが、まずは旧三部作からわずか30年でファースト・オーダーがどんだけ台頭してんだっつー件だ。
今作だけだともはや圧倒的勢力で、最終的にまさかのレベルまでレジスタンスは追いつめられますが、正直これやりすぎ。これで逆転は普通はもうありえませんな。
これ局地戦じゃなくて主力同士のぶつかりあいって事なのかよって逆にビックリするわ。

描写的に組織としても典型的ダメ組織でしかないので、確かにそりゃ追い詰められるのも止むなしではあるのだけれど、それどうなのよ。上から下までバカだらけの末期的組織ですよ。これで感情移入できますか?って話でさぁ。
レジスタンス側のキャラクターはほぼ全員が残念な扱いだもの。

あとカジノの描写も嫌でしたねえ。
こいつら全員死の商人だ見たいな辛気臭い話してましたけど、だからといってオマエらやってんのもテロ行為でしか無いぞ。この手の話で変にこの手のリアリズム持ち込むと、逆にオカシなことになるから。
ローグワンもそこはあったけど、あれはもともと裏の愚連隊の話という前提があったからな。SWとしての本筋でなかば楽しげな描写でやるのとは意味が違う。
カジノと言えば、謎なのがベニチオ・デル・トロ。凄いキャラ立ちしてたんですが何もフォロー無くあっさり退場。一体何だったんだ?という謎っぷり。こいついくらでも美味しい使い方できるだろ。何考えてンだかさっぱりわかりません。

前作でハン・ソロが退場しているので、ルークも退場だろうなーという予想はその通りだったが、地味にアクバー提督の退場はびっくり。あえて触れなくても良いんじゃね?ぐらいに雑な扱い。
とにかく全体に色々雑でしたなぁ。
監督始め主要スタッフはSW世代のはずなんですけどねえ。何でこうなった。

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