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December 1999

December 30, 1999

ゴジラ2000 ミレニアム

ゴジラ2000 ミレニアムを見てしまうの巻。

はじめに白状してしまえば、何も期待していたわけではなく実際少し迷ったのだが、結局見てしまった。例の「GODZILLA」はあまりにも退屈なシロモノだったが復活した本家はどうか。おそらく「GODZILLA」が馬鹿ウケしていたら、当然シリーズ化されて本家の復活ももっと後になったんだろうが。

大森一樹の悪乗りで破綻しまくって終わった平成シリーズはとりあえずチャラにしたとはいえ、やっぱり難しい映画だってことだな。内容が、では無くどう作るかってことがですが。
結局どういう映画を作りたかった、あるいは見せたかったのかが全く解らん。毎度の事ながら全てに中途半端。どこか一点の重点突破をしてこそ、この手の映画は勢いがでるような気がするんだが…結局脚本がダメって事だ。マクロで言えば世界観が見えない。ミクロで言えば人物の描写が適当。

「誘拐」では骨太な作品を撮れる実力を発揮した大河原孝夫だが、やはりこの手の作品になると全てをコントロールできないためか(あるいはやる気が無いか)散漫な印象。テンポが悪く、見ている間恐ろしく長く感じた。
テレビ番組だってもう少しマシなんじゃねえか?と思えるセンスの無いデジタル合成もどうかと思う。単に安っぽくしか見えないんじゃあねえ。大パノラマのミニチュア作ったほうが豪快感はあったよな。

それでも「ゴジラ」であるからして俺のような馬鹿者がいるかぎりそこそこ客は入るだろう。でも見たときガラガラだったが、昼間は違うのかね?
既に「ゴジラ2001」も制作決定したようだが、今回の話もチャラにしてマトモな脚本を作って欲しいものだ。無理だろうけど。好きにしてくれ。

December 11, 1999

JPJ

John Paul Jones 東京公演 12/10

1972年Led Zeppelin以来の来日らしい。

場所は渋谷公会堂。ライブを見るには最適なサイズだ。当日券を求めていったのだが、それは余裕であった(うーむ)。2階席だったので、非常に良く見えた。
1階はさすがに満員だったようだが、2階はかなり空きもあり、超満員というわけにはいかず。でもガラガラだったら寂しいなあと思っていたのでとりあえずほっとする。当日組が結構いたのではないかね。
ちなみに途中休憩が入ったのを良いことに、隣に人がいて窮屈だったので、第2部は場所を変えて見ていたのであった(笑)。

そしてライブそのものだが、長え!そんでもってベースの音やたらでけえ、重低音ライブ!(JPJが主役なのは確かだが、他の2人の音が少々引っ込みすぎたような気はしたぞ)途中休憩10分を挟んだとはいえ、ほとんど2時間もあるとは思いもよらなんだ。実際に見るまでどういうタイプのライブになるのか見当もつかなかったが、実物は意外にも結構アグレッシブなミュージシャンだ。さすが元ZEP。高速ベースリフがカッコいいZOOMAから始まるだろうことは予想できたが、ネックに電飾が施してあるとは!やるなあ。ツカミはOK!って感じ。編成はトリオだがDrumsとStick、そしてJPJ(Bass他)という変則形態。実はこういった変則編成は何ができるかが非常に楽しみである。

実際Stickの音域の広さというものをかなり効果的に使っていて、一応ギターレスではあるものの多彩な音を出していた。そしてJPJは普通のベースよりもむしろスティールギターならぬスティールベースを多くの曲であやつり、リード(ソロ)をとっていたのも印象的。これがまたアグレッシブな弾き方をしていてなかなかカッコヨイのであった。スティールをカッコよく弾く人を初めて見ましたなあ。またKeyboardist JPJを堪能できたのも嬉しいし、トリプルネックのエレアコ?でBrian May(QUEEN)ばりのリアルタイムサンプリングを駆使したソロ演奏などを見せ付けられると、プレイヤー/アレンジャーとしての能力もかのJimmy Pageに決して引けをとらないものがある。見かけを含めて今一番元気かも。

オマケと思っていたが、お楽しみのZEPナンバーも演った。「ZOOMA」というアルバムがそういった過去の遺産を抜きにしても良く出来たアルバムだっただけに、正直ZEPナンバーはやらんでも良いと思っていたので。ちなみにラストはなんと「BLACK DOG」。JPJはここでもスティールベースでヴォーカルラインをなぞるという荒技。

見ごたえは十分だったが、John Paul Jonesというミュージシャンにどういう価値観を持つかによって、今回のライブは色々な評価がきっとあるんだろうなあ…などと思ったりしたのであった。贅沢な話だがほぼ全編あの系統の曲で2時間はやや辛いものがあったかも。とはいえ会場はもちろんJPJを暖かく迎える人たちであふれていたので、ライブの雰囲気は凄く良かったです。なにはともあれJPJのパフォーマンスを間近に目撃できた、会場に詰め掛けた多くのベーシスト(推定)には深い満足を与えたであろう。

December 04, 1999

R&B(極私的)

宇多田ヒカルを筆頭に和製R&Bブームなんである。

私は門外漢なので偉そうなことを言えた義理ではないのだが、 R&Bぢゃなくてブラコン的なソウルなんではないのかと思ってしまうんであるが、同じなんですかね?ジャンルはどーでも良いとはいっても、それはジャンルの良し悪しでは無いんでね、ジャンルの認識が違いすぎるとどうかな、と思うわけで。「へー、R&Bって良いじゃん。別のR&Bも聴いてみよう!」と思ったときに恐いやね。
ま、ROCKが聴きたい!と思って、Bob Dylanを手にとるか、Led Zeppelinを手にとるかだけでも既に違うから余計なお世話と言えばその通りだが。Todd Rundgrenを聴きたい!と思って「HERMIT OF MINK HOLLOW」と「INITIATION」のどっちを手にとるかでも違うわけで(爆)。

実はソウルはどっちかてえと苦手なので、そういうわけで宇多田もCM以上に聴いたことはないんであるが、R&Bというと椎名林檎のほうがまだしも R&Bに聴こえるのは私の認識が間違っているのだろうか?それともR&BというのはRhythm&Bluesでは無くてあくまでもR&Bなんですかね?ブラコン/ソウルもR&Bの一ジャンルだ、と言ってしまえばそうなのかもしれないので間違ってはいないのかもしれないが、あのタイプの音楽をしてR&Bだ!と言い切るのはやっぱりよくわからん。
ブラコンとかソウルというよりR&Bと言ったほうが、なんかカッコ良さげという事なら理解できるけどね。

例えば私の思うR&Bというのはわかりやすい例えでいくと、The BeatlesのCOME TOGETHERとかね。あーゆー感じだと思ってたわけね。だからKickがドンツク言うような宇多田の曲なんかを「R&Bテイスト」ならまだしも「R&B」だと言われると「???」となってしまうんだなあ。あ、曲はなかなかキャッチーで才能あるとおもいますですよ。

ま、宇多田も椎名も持ってない奴が書くなって感じですが。

椎名林檎てのは良いとは思うんだが、なんか「生き急ぎ感」みたいのを感じて、ちと恐くて聴く気になれないんだよねえ…どっぷりはまると返ってこれなくなりそうで。恐ろしや、恐ろしや…

ところでR&Bだ何だと言ってる世の中で、歌謡曲と言うのは死滅するのかと思っていたが、つんくは凄いですな。所謂歌謡曲が好きでたまらないのだろうか?所詮企画物とかなんとか言っても、それで出してくるのがなんだかんだいって徹頭徹尾歌謡曲なんだからたいしたもんだ。一つまちがえれば時代錯誤でお終いだぜ。今後も歌謡曲テイスト爆発の売れたモン勝ちでがんばってくれ!俺は1枚も買わないが。

December 02, 1999

第六感

久しぶりに映画、シックス・センスを見る。
実に上手い。良く出来てる。脚本の面白さというものを味わわせてくれます。確かにある意味で王道のホラー映画、(つーよりはゴーストストーリーかな)なんだがサスペンス的でもありミステリー的でもあり、古典的でありながらモダン…脚本・監督はずいぶんと若手のようで、新しい才能が着実に出てくるものだよ。
子役の演技がずいぶんと話題になってましたが、いやあなかなかどうして、ブルース!今までブルースは何やってもブルースとかいってましたが、今回も勿論ブルースなんだが、実にハマリ役で、こうなるとぢつはブルースってすげえ上手い役者ジャン。感心、感心。もう地球は救わなくて良いぞ。
どう見てもハイバジェットには見えないが、演出が切れ味抜群。ブルースも(想像だが)きっと破格の低ギャラで出てくれたんではなかろうか?

なかなか品のある作品なので、一部の中途半端なショッキング描写が逆に興をそいでしまったきらいはあるな。徹底して雰囲気で押せばもっと良かったろうに。

追記:ギャラについて知人より情報があり、ブルースの契約は成功報酬形式がされているらしく、ようするに儲けの一部を頂く事ができるらしいのね。これが事実ならこの映画大ヒットしたので、結果的にはブルース、きっとウハウハだ!なかなかの目利きだなあ。

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