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March 2000

March 31, 2000

メジャー開幕戦

いきなりだが私は知る人ぞ知るメジャーリーグ好きである。とは言っても最近は事情にだいぶ疎くなってしまったが、まあ好きなことには違いない。

さて、そんなこんなで昔からは想像も出来ない話だが、なんとメジャー公式戦のしかも開幕戦をここ日本で行うと言う快挙が行われることとなった。僥倖な事にあきらめていたそのチケットが手に入り、2000年3月29日、その歴史的一戦を現場で目撃することが出来た。

New York METS VS Chicago CUBSというのは両軍ともスーパースターを擁し、なかなかの好カードといえなくも無い。ちなみに私の贔屓はNew York YANKEESとSan Diego PADRESだが(ちなみに2年前にワールドシリーズで対戦しているが、信じられませんでした。おそらく2度と無い組み合わせだろう)それはそれである。なにしろYANKEESに在籍したこともある、メジャー史上最高の盗塁王、Rickey HENDERSONを目撃できるのだ。まだ現役というだけで無く成績が衰えないのが驚異。40過ぎの1番バッターなんて普通いねえぜ。

さて肝心の試合内容だが、これはお世辞にも素晴らしい試合とはいえない事になってしまった。両軍とも先発の出来が今ひとつで四死球連発、一番ダレるパターンになってしまったのは残念。特に酷かったのがMETSで先発のHAMPTONは昨年の最多勝とは思えない最低の投球内容、ほとんどストライクが入らずだった。CUBSのLIEBERも最初のうちは似たようなもんだったが、徐々に調子が上がって行ったようで中盤はテンポ良く投げていてまだマシだった。ストライクがはいらないのでバッターも振るに振れないって感じだったな。にしてもそれで結果的に点が取れてないンだから…

とはいえ見るべき点が無かったかというとそんなことは無い。試合内容が酷かろうがなんだろうが、なにしろ公式戦なのだ。エキシビジョンゲームには無い真剣なゲームである。それだけでも十分だ。PIAZZAの物凄いホームランも出たし、両軍のリリーフエースも投げたし。

ところで最近はベンチにもなじみの名前が多かったりする。

VALENTINE監督は日本でもお馴染みだが、実はDon BAYLOR監督もYANKEESに在籍したこともあり馴染み深いのだ。現役時代は強打者の一方、実はメジャーの死球王という渋い記録も持っている。またMETSのコーチにはリードオフマンとして活躍したMookie WILSONも名を連ねているようだ。

またメジャーといえば「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」もお楽しみであった。今回は公式戦なので当然7回表終了後に球場総立ちとなって合唱が行われた。音頭を採ったのがなんとミスターCUBSことErnie BANKS!!始球式はHank AARONだったしファンにはたまらん豪華なゲスト陣だ。本国でもめったに集まらないんじゃないか?なんかTommy LASORDAも来ているみたいだし。

ちなみに今回の開幕シリーズは鳴り物禁止だったそうで、日本のゲームに比べると妙に静かともいえた。個人的には鳴り物の無い球場の雰囲気が好きなのでGOODであった。緊迫した場面とかで一瞬静かになったりするのが良いのだよ。

もっともVALENTINEは実は鳴り物応援を楽しみにしてたらしいが(笑)。

March 04, 2000

Tomorrow Never Die

我がボンドブームはまだまだ続いていたりする。というのも安売りしてたもんで「トゥモロー・ネバー・ダイ」(以下「TND」)を買ってしまったのである。DVDは権利関係が複雑らしく、店頭在庫分のみというケースが多くてたぶんこれもその一つ。

「YELLOW SUBMARINE」なんかも一応廃盤なのは確からしいのだが、権利が移ったあとすぐにでも再発されそうな感じらしいし。

さて、「TND」であるが、公開当時「ゴールデンアイ」(以下GE)より素直に面白いと思った記憶があり、「GE」を再見した記憶も新しい今、どうか。

アヴァンタイトルは魅せるアイデアといった意味では今ひとつ(普通の映画ならクライマックス並みだけど)だが、やはりここ3作ではアクションシーンのケレン味は最高だ。悪役もヴァラエティに富んでいてよろしい。曰くエキセントリックな誇大妄想狂のボス(ジョナサン・プライス好演)。そのめちゃ強いボディガード、さらなるオマケにアブナイ変態野郎もついて大変お得なラインナップだ。世界征服を企むキ○ガイってのがやっぱ「007」には似合うなー。さらに秘密基地に秘密兵器と「バカ」丸出しでかなり007度は高く、やはり楽しめる。

さらに再見して気が付いたのだが、なぜ「GE」を観たときに盛り上がりに欠けるように思ったかが判明した。それは音楽だ。「TND」もデヴィッド・アーノルドが担当しているのだが、ボンドのテーマが目立つのだ。「GE」は、エリック・セラ(リュック・ベッソンご用達)が担当していて、音楽はあまり007らしくないというか、画面に比べ地味である。当時はニュー・ボンドということでそれもアリかと思ったが、アーノルドのノリノリぶりを聴かされた後では、やはり物足りなく感じる。このあたりはミッシェル・ルグランが担当した番外コネリー・ボンド「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)で、本来ならボンドのテーマが鳴りまくるはずのシークェンスで、おなじみのテーマが鳴らないためにフラストレーションを感じたのに近い感覚かもしれない。まあこれに比べりゃテーマが鳴るだけマシだが。

本作をリアリティ皆無の駄作と評する向きもあるが、映画でしか007を知らないでしかも気がついた時にはロータス・エスプリがボンド・カーだった世代にしてみれば、007にはそもそもそれほどマジメなものを期待してないんだよね。マジならマジで良し、バカならバカで良しと、色々なタイプの映画を同じ看板で作れるなかなか懐の深いシリーズではあるのだ。
というか、007と言うのは結構特殊なポジションを獲得したシリーズなので、他なら許されないことをやってもアリというか、他ではやれないことを敢えてやらねばならないというか、観る側もツッコミどころが007モードになってしまうという。映画的と007的とダブルスタンダードになるんだな。

というわけでうやむやのうちにピアース・ボンド3本見比べ企画になってしまった。まとめると「GE」より「TND」が面白く「TND」より「ワールド…」が面白い、そんで「ワールド…」より「GE」が面白い、と。アレ?

次はコネリー再見計画だ!(嘘)

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