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July 14, 2000

M:I-2

FF9はまだまだ2枚目だが、M:I-2見る。※1作目のネタばらしてまっせ。

前作となる傑作「フェイス・オフ」と同じく鳩がとんだり、意味なくスローモーションになったり、二丁拳銃にグラサン、ワイヤーアクションてなもんでジョン・ウー、テンコ盛り。

とにかくキメまくりの絵が連発である。

2作目と言う事でか純粋に娯楽に徹した作りを目指した点では成功といって良い。だが私は見ながらある事を思わざるを得なかった。
トム・クルーズはもともといわゆる「スパイ大作戦」のファンで映画化を思い立ったと聞く。しかしこれがトム・クルーズの作りたかった「スパイ大作戦」だとすると、どうも信憑性に欠けるのだな。

つまり、
「これは始めから終いまでまるっきり007の世界ではないか」

もともと「スパイ大作戦」は007シリーズに代表される一人のスーパーヒーロー以外のドラマという設定上の立脚点があり、それが独特の面白さだったわけである。一人だけでは厳しい任務を、頭脳担当・技術担当といったプロ集団が誰がヒーローとなるでなく緻密な作戦をストイックに実行していく様が見所なわけで、またウケた所以なんだな。
たまーにレギュラー以外のゲストメンバーが特殊技能の必要性に応じて選ばれたりするあたりも渋かったね。

そういった面は既にデ・パルマ監督による第1作でも希薄ではあったが、こちらはフェルプス君の裏切りという一度しか使えない、言わば「禁じ手」を描くことでもう一つの「スパイ大作戦」を提示したというところは、実はドンパチがあまり無かった点も含めまだしも評価できる。(嘘か真かピーター・グレイブスに出演をオファーして激怒されたという話もあったなー)

ところが今作は完全にイーサン・ハント君がスーパーヒーロー化してしまっているのね。ハント君が全てなのだ。たった2人のメンバーの影すら薄いし。
コンピュータ担当の役者が前作に続いての出演なんて(高い、かさばる、中身が薄いという模範的な)パンフ見るまで気が付かなかったのは記憶力のせいだけではあるまい。

そんなわけで007的なもの以外のスパイドラマというものを切り開いたオリジナル・シリーズの精神からすると(安易に?)007に回帰してしまったM:I-2を手放しで評価するのはどーかなーと思うわけである。実は違う看板の映画なんだもん。

「エメゴジラ」が「ゴジラ」ぢゃないというなら「M:I-2」も「スパイ大作戦」ぢゃないというぐらいのものであろう。ただしM:I-2は始末が悪いことに大変に楽しめるンだけどね。

でまあアタシャ思ったね。ここまでできるんならいっその事、ジョン・ウーには本家007を撮ってもらいたいと。スタイリッシュかつキメキメの映像で007を撮れば今までにないボンドがクサくもハマリまくるんじゃねーかい。

ちなみにヒロインがちょっぴり安室奈美恵に似てると思うのはボクだけでしょーか?

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