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August 30, 2000

WHITE OUT

「ホワイトアウト」見る。

ちょっと今すぐには比較の対象になる作品が思いつかないが、ひょっとしたら本邦初の本格的冒険小説の香り漂う(原作が冒険小説だからあたりまえのようでそうでもない)映画ではないだろうか?
原作での導入部を必要最小限以下(!)にまで削って本題に入ってしまうあたりの潔さはあえて○だ。微妙に原作とシチュエーションを変えて、より映画的にしているあたりも(原作者自ら脚色に参加)まあ良いでしょう。

で、映画的素材(脚本・役者・音楽・音響など)はなかなかそろっていてテンポも悪いわけでは無いし、内容的にはもっと燃えてしかるべきなのに、何かが物足りなく感じるのは肝心の「絵」があまりにも予定調和的というか、ツマラナイということか。凡庸なギタリストが手癖だけで演奏してしまったような感じですね。
せっかくのロケに対して「絵」にあまりスケールが感じられないことが歯がゆい。TV的な絵が多いのですな(これはもろに心配していたTVの人の弊害が出た感じか?)。劇場では引きの絵でも表情とかは充分に読めるので、もっと引いた絵を使うとかね。

「MI:2」なんてのは話はあって無いようなもんだが、バイクチェイスとかは見るだけでも価値がある絵作りをしとるわけでやはり印象に残る。
お話的には比較するまでもなく「ホワイトアウト」のほうが面白い(ハズ)のだが、見終わった後に印象に残る「絵」が少ないことが実に残念。これは一次的には予算ではなく演出センスの問題だと思うので、それがもう少しあれば絶賛できたのに。実に惜しい。

しかしまあ、織田クンの演技は「青島だぁ〜」てな事は(これが大事だったりして)さておき、まずおおむねの人は満足できる出来になったとおもいますけど。
なかなか動員も好調そうで、今後に続けばなにはともあれ良いことだ。

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