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November 2000

November 27, 2000

スペース・カウボーイ

さて次はオヤジである。
クリント・イーストウッド、T・L・ジョーンズにジェームズ・ガーナーとドナルド・サザーランドの親父4人組が何故か旧ソ連の人工衛星を修理に行くと言うお話。
実年齢ではジョーンズだけ明らかに若いのは何か妙だ。

イーストウッド初のSF映画だそうだが、SFといってもスペースシャトルが出てくる程度だから、個人的には今やNASAモノと言うジャンルではないかしらん(よー考えてみるとスゴイ世の中だ)…なんてことはまあどうでも良いのだが、イーストウッドはいつものイーストウッドである。
この人は「スター」なのでどの映画でもキャラクターは同じ(笑)。監督も兼任なので結構気合が入ってるかもしれん。
冒頭モノクロ映像でまさに「ライトスタッフ」をやってるのだが、ここだけでもうオッケーって感じですな。とにかく宇宙に飛び立つまでは大変面白い。イーストウッドは監督としての方が器用な感じがしますな。で、すったもんだで宇宙に行くわけですが…ここからがちょっとね。

やはりそういう話になったかあ…みたいなところがねぇ。ま、あまり好みじゃない展開になったのと、とにかく後半やたらとドタバタとして長い映画の割に未整理な感じなんだよね。
ラストシーンへの道筋をセリフだけで処理(これにはズッコケタぞ!)してしまったのが致命的。思うにこれは主役が二人いた事で、見せ場をそれぞれに用意しなければならないにもかかわらず、最終的にはやはりイーストウッドの映画である、ということが上手く行かなかった原因だろうなあ…

主役の見せ場を反対にすればワタクシ的にはもっと納得できるような気はするんだが…そうできなかったという事か。でも繰り返しになりますが前半はかなり面白いです。

November 25, 2000

チャーリーズ・エンジェル

「オヤジ VS 小娘」…ってなんだってえと、久しぶりに映画を見たりしたのである。
選択肢は2つあって「スペース・カウボーイ」と「チャーリーズ・エンジェル」である。
で、気が付いたのだが、オヤジを見るか、オネーちゃんを見るかという選択肢である(ホントか?)。

結局どうなったかと言うと両方とも見たのであった(笑)。

まずオネーちゃんの方だが、言わずと知れた?70年代の人気TVシリーズの映画化である。とは言え実はTVは見た記憶が無い。だからと言って困る訳でも無いのだが。まあ予想される内容が内容なんで、大して期待もせずに見たような訳であるよ。
だいたい監督もMcGとかいう聞いたことも無い、まったくもって怪しげな名前だしさあ…
ところがこいつがひっくり返るぐらいの(でも映画史には全然残らない)傑作、でビックリ。今年一番の拾い物だったわけであるから分からんものだよ。

新しいアイデアとかがそうそうあるわけでは無い昨今、見慣れたアイデアでも組み合わせのセンスとバリエーションが重要な事が多いのだが、McGなる人物(本当はJoseph McGinty Nicholらしい)、なかなかのセンスの持ち主である。
チープなようでゴージャスであり、アクションは派手だが、それでいて実はコメディだったりしてとにかく大変愉しい。折角だからこんなシーンどう?おー、オモロイからやっとくかー的バラエティ番組のようなテキトーなシーケンスの連続ですごい出鱈目風なのに奇跡的バランスで破綻しない。

監督デビュー作でコレだけの作品を任せてしまった、実はプロデュース兼任のドリュー・バリモアの眼力というのも伊達に人生倍速で生きて無い(笑)ってことで大したものやね。
色んな意味で(笑)オメデタイ作品なので正月映画向きだったんではと思うが…

「スペース・カウボーイ」は欄を改めて。

November 02, 2000

金メダル

いささか旧聞に属する話だが、シドニーオリンピックにて金メダルを獲得した高橋尚子が国民栄誉賞を受賞という件についてお上には「だったら田村にもやれい」という抗議が殺到したそうである。決めるほうも抗議するほうもイイカゲン暇な話だと思うが、それ以上に暇っぽいのがこんな御託を書いてる私である。
それはともかく、お上の答えとしては高橋の功績は前人未到というかなんと言うかとにかく群を抜いて「スゲえんだよ」ということらしい。確かに高橋の功績は凄い。それはもう凄いことである。ゴールしたあとの余裕っぷりを見ると、もっと記録だせたんぢゃねえのか?オイ、とツッコミ入れたくなるぐらいのものである。

ま国民栄誉賞なんてどーでもいーぢゃねーかと思ったのだが、それはそれとして実際のところどうかと思い、これを機会にチト調べてみた。

意外にも女子柔道の金メダルはの恵本裕子(アトランタ-1996)に次いで田村が二人目である。してみると田村の金メダルもあたりまえだがたいしたものである。

ちなみに高橋以前の女子陸上メダリストとしてはもちろん有森裕子(バルセロナ-1992-銀、アトランタ-1996-銅)がいる。金でこそ無いが、2大会連続というのは今のところ前人未踏の偉業である。しかもバルセロナの時点では人見絹江(アムステルダム-1928-銀)以来の女子陸上メダリストだったわけである。

では女子金メダルという点に絞って調べてみるとこれはそれなりにいる。近いところでは里谷多英(長野-1998)がいるがこれだって冬季では唯一なわけで前人未到だわな。賞創設後では岩崎恭子(バルセロナ-1992)が初めてだが国民栄誉賞とか誰か言ってたか?(言ってたかも…笑)

というわけで一応お上の説明どおり確かに「前人未到の金メダル」という解釈も成り立つことは成り立つが、微妙だのお…(笑)ぢゃあアトランタの恵本はどうなんだ?とか色々ツッコミは出来るわけだが、だから国民栄誉賞なんてそんな程度のものなのでマジになってはいけないのであります。逆に言えば、そんな程度のものだから別に田村にあげても全然問題無いとも思うけど。

ただし、そもそもそんなモン欲しいか?というのが最初からある前提なんだけどね。

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