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December 23, 2000

バトル・ロワイアル

ホントに今年は割合からいって邦画を良く見たなあ。で、また邦画。
もちろん「ゴジラ」(今回、意外に評判良いらしい…)でわなくて(笑)、
「バトル・ロワイアル」見る。客入ってます。

もし原作を読んでいなければ、傑作とふれ回った可能性あり。
読んでいたので、深作(親子)バイアスがかなり掛かっていたりすることが良くわかるので、ちょっぴり冷静になったりするわけだが。原作の方がやっぱり俺好みなので。
原作小説はおそらく出てそんなにたってない頃に読んでいるはずだが、これはかなり面白かったんですね。夜に読み始めたら朝2:30ぐらいになってしまい、これはイカン!ととりあえず寝て、通勤電車の中で続きを読み、残り40頁ぐらいになって駅についたものの「ここまで来てこのまま仕事なんか出来ねえ!」とばかりに、マクドナルドでコーヒー一杯頼んで最後まで読んでから出社した…という事がありましてな…はっはっは。(そのまま行ってりゃ定時についたんだけどね。フレックス制なんで厳密な解釈はさておき(笑)10分遅れぐらいなら問題ナシと)
原作はむしろ読後サワヤカなジュヴナイルだったんですが、映像にしますとやはり結構強烈(つーか深作ノリノリ)だの。全編貫く異様なハイテンションぶりは見事。

※興味深い事実だが、原作者の高見広春はこの物語を書く際に別に中学生の話でなくても良いと思っていたのだと言う。だが原作の魅力はまさに中学生が題材となったればこその物であり、その意味では生み出されるべき作品が作者に憑依したかのような印象(失礼ながら文章自体はそれほど上手くない(笑)点もまた、作品が作者を選んだような…)すら受ける。とにかく映像化としてはかなり成功した部類ではないかと思いますね。2時間で40人ほど始末しないといけないんでかなりイソガシー(エピソード的には充分倍の尺分はあるんですが、120分を切るというあたりは潔さが◎である)ですけど。
で、中学生が見ることままならなくなった中学生の(為の)映画になった、と。(この辺の議論はあえて自分の中では距離おいて記事とかも読んで無いんですが。この問題は書き出すとキリが無いのでねえ)
ところでぢつは深作欣二つーても、正直それほど良いイメージなくてさあ(笑)、あんまり見てないんだよな。その昔にみた「魔界転生」はまだマシな方で「宇宙からのメッセージ」とか「復活の日」とかもうトホホですからね(全部TVで見た)。「必殺仕掛人」の初回を再放送で見てようやく見直したぐらいのモンで。
今回は凄いっすよ色んな意味で。年の事は言いたかないけど、70歳が撮ったシャシンじゃない(黒澤の晩年を思い出せ!)ね、これは。誰かこの暴走老人を何とかしろ!って感じでスバラシー暴れっぷり。なおかつ時々大林宣彦が憑依したんぢゃないかとゆー感じもスンナリ見れたな。あとは深作(親子)バイアスをどの程度許容するかでしょう。アタシは9割はOK(それぞれの賛否はまた別として)でしたが。1割が?て感じかな。でも、こういう邦画だからこそ生まれた映画は是非とも海外でも公開していただきたいですね(でも良識あふれる議員サンとかはわが国の恥を輸出すべからずとか言うんだろうなあ)。

あと、たけしサンはやりすぎです。このロリコンがぁ!(笑)
というわけで中学生の皆さんはがんばって劇場にもぐりこんでくださいネ。

補足:音楽(天野正道)は今一つでしたねー。戦闘シーンとかで血沸き肉踊る系のスコアが流れたりするんだけど、映画のテーマ的に合わないと思うのだなあ…コンセプトにやや疑問。

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