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December 28, 2000

エクソシスト ディレクターズ・カット版

私はキリスト者ではないので世紀という区切りも本質的には無関係と言えなくも無いが、ある意味世紀末に相応しい作品かもしれないとか、もしかしたら劇場で見る今世紀最後になるかもしれないなーなどと思いつつ(長えよ)
「エクソシスト ディレクターズ・カット版」見る。
一度TV放送を見ているが、なんせ20年近く前の事なので殆ど覚えていない(たぶん相当カットもされていただろう)。今回は15分ほど長くなっているらしくトータル132分だそうである。
一番変わっているのはいわゆる「スパイダー・ウォーク」が挿入されている点だが、これはなんだかなー。そもそも撮影した意図がよくわからんので入れないほうがやはり良いとは思います。意味不明なんで、これは見なかった事にするほうが映画の為でしょう。
その他どうでも言い類の小細工としてサブリミナルカットが挿入されているがこれは下らん。
その代わりと言っては何だが、音響効果はたぶん初回公開より遥かに良くなっているハズなので差し引きゼロってとこですかね。無理やりなサラウンド化ではなく相当丁寧な仕事ぶり。

今見ても充分面白いが、もはや古典の域まで達した感もある故やはり今の映画とは違うとも言える訳で、かえって最近の観客にこそある意味新鮮かもしれないっすね。見世物としてのコケ脅し度が初公開当時はともかく今となってはクラシックすぎる一方、映画の構造のみがより味わい深くなっているような点がね。(それ故にこそ古典化したともいえるのだろうが)しかし意外だったのは意識の中でオカルト超大作と思い込んでいたのだが、再見するとこう言ってはなんだがそれほどには予算掛かって無い(場所も人物もわりと限定されてるし)感じなんだよね。対予算と言うことでは相当稼いだでしょうなあ(笑)。
なにしろこれ言ってしまえばホームドラマ(グレた娘が更生するまでの話とゆーのわ下世話に過ぎるが(爆)、難病物のバリエーションとは言えるか)なんで、結構小さい話なのよね~。別に世界の終わりが来るわけで無し(笑)。
アップを多用するならこう使え!という不安感をあおる画面とか、淡々とした展開とかドキュメンタリータッチと表される演出は効果的ですが。
※病院で検査するシーンのリアルさが嫌だな~(笑)。
ちなみに今回ディレクターズ・カット(監督ウィリアム・フリードキン)とされていますが、真のディレクターズ・カットは実は初公開版だというのが普通と違いますね。どちらかと言うと今回のは原作/脚本/製作のウィリアム・ピーター・ブラッティの意図の方が強いようで、プロデューサーズ・カットって感じでしょうか。
映画は誰のものか?という話になると非常に長くなるんですが、監督のものだけでは無いハズなのでこれも一つの解釈でしょうな。どちらが良いかは観客が決めれば良いことだ。

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