« ... | Main | MVP »

November 11, 2001

千と千尋の神隠し

今年に入ってからめっきり映画を見る回数が激減しているわけなんですが、ん~、義務で本数をこなすようなもんでもなし、歳くって面倒くさがりに拍車が掛かったような感じですか。
で、まあ「猿の惑星」以来の一本。

…を、ようやく見てきたようなわけなんですが、まあアレですよ。なんだかんだ言っても面白かったっす。どこがどうというのがちょっと一言では言いにくい不思議な内容なんですが、何か良いもの見たような気になってしまうところがさすがの職人芸、演出力だと。
終劇後の場内の雰囲気にもそれが現れていたですよ(ちなみに平日最終回です)。
エンタテインメント性と作家性とメッセージ性を高いレベルで融合させるのは並大抵の事ではないんですが、一見易々とクリアしてしまっているかのように見えるところが、良い意味でも悪い意味でも癪に障る向きも多かろうかと。宮崎駿、やはり只者ではないです。
日本的ファンタジーとして良く出来てますよ。
八百万の神様っていう文化は、世界情勢を思うと貴重だと思ったりとか。もし自分が子供だったら何を思ったのだろうか、などと妙に殊勝な事を思ったりもする映画でございました。いや、実際ガキのころからこの人の映画見てるからねえ。
なんかビミョーに説教臭いとことか、ビミョーにスノッブな感じがヤダと言う向きもありそうですが、この人みたいな人が言わなくて誰が言うの!と言った意味では「是」であります。なんだかんだで逡巡と屈折はあるわけで。
ディズニー作品には及ばないだろうが、相当予算もかかっていそうで、かつて手塚治虫の死に際して、「これは言う責任(権利?記憶に頼っているので文は不正確かもしれないが大意と言う事で)があるので」と前置きし、「あの人がアニメでやってきた事は全て間違いです」と寄稿し、要するに「神」に喧嘩売る気骨の人だけに、自身がアニメのみならず邦画界の頂点に君臨する今何を思っているのやら。
さらに今や手塚が憧れていた、ディズニーとも商売する身分だし。
もっともディズニーと商売すると決めたとたんに、ほのぼのの仮面をかなぐり捨てたかのように血みどろの「もののけ姫」作ったりするところが、本質的にヒネクレ者だな~と思うわけで(笑)。素敵すぎます。
そう思うとディズニーの「パール・ハーバー」が意趣返しに見えなくも無い?(邪推しすぎ…いやいやいや(笑))

« ... | Main | MVP »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

(Not displayed with comment.)

« ... | Main | MVP »