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July 20, 2002

映画三題

映画3題。長ッ。

まああれですよ。世間様が汗水垂らしとる最中に隙間を縫って「EPISODE II」なるものを見たようなわけなんですが。
世界最大規模のインディーズ映画になってしまったこのシリーズ。もはやルーカスを止められる者は誰もいないわけで、好き放題にやりたい放題と言っても過言では無い。

後のEPISODE IV~VIの単純明快さに比べるとI~IIはどうにも細かい状況説明が無しにガンガンややこしい話が進むので、ストーリーが非常に分かりにくくなってます。(状況説明してたら話は進まないまま時間ばかり経つのだろうが)ある意味では物凄く独り善がりな映画で、ルーカスとて最初から全ての話を完成していたとは思えないが、確かにEPISODE I~II(おそらくIIIも)てのはハリウッド的エンタテインメントとしては本来は全然ウケそうに無い話だわな。

まあ熱心なファンなら背景知識も豊富だろう故、色々補完して楽しむ事も出来るのだろうが、たとえばEPISODE Iを見てない人が面白いと思うかはかなり疑問。基本的にファンムーヴィーだもんよ。
SWというブランド名と映像に圧倒されてなんとなく誤魔化される事はあるかもしれないが、話は正直理解できないのではないだろうか。※小生が理解出来た自信は無いのでそう思うだけなのかもしれないが。
しかもその映像の情報量は圧倒的に多いので、とてもじゃないが1回見ただけで全てを脳が処理するのは不可能だ。

※ちょっとだけモロなので一応気を使ってと。
しかし結局のところジェダイという組織は本当に役にたってるんでしょうか?何でもお見通しのようでいて、実はそうでもない。個々人は強いが、所詮多勢には無勢だし。政治的には、結局体制に上手いこと利用されてしまうしねえ(トルーパーを指揮するヨーダて!そりゃ後に隠遁もしたくなるわな)。しまいにゃ仲間割れおこすは何だで大変。

ともあれEPISODE V程ではないにせよ、話はほとんど完結していないので評価の全てはEPISODE III待ちになるんかなあ。うむむ。

んで、やや陰鬱さを増した(予想はされていたとはいえ、結構衝撃的かも)SWの後、評判の「少林サッカー」を見た。つまりハシゴです。

ん~、ちょっとビミョーでしたかねー。
香港映画ってのは良くも悪くも脚本とか展開のツメがかっちりしてないてのは昔から見る度に思ってたんだけど(かわりに瞬間の瞬発力は時々凄まじい)、その傾向はやっぱりあるんだよな。ノれるときは良いんだけど躓くとまさにビミョー。

本作については決してつまらなくは無いんだけど、何となく自分のセンスとことごとく2~3度ぐらいづつズレてる感じで、ちょっともどかしかったな。内容をかなり知ってたのが結構裏目に出たかもなあ。もっとドッカンドッカン来ても不思議ではないだけに。
注意深くそんなに期待しないようにしてたんだけど、やっぱりちょっと期待しすぎてしまっていたようだ。

で、日を改めて、実は地味かつ密かに公開が始まっていたジョン・カーペンター(監督/脚本そして音楽)の新作「ゴースト・オブ・マーズ」を見に行ったんね。

もうあれですよ、オープニングにミニマルなシンセ音が流れて来るだけで「来た来た」って感じですかね。

え~内容ですか?

いつもと同じで「内容は無いです」。

「少林サッカー」より「無い」ですな。「少林サッカー」が馬鹿映画だとしたら、こっちは気違い映画ですから(笑)。そもそも内容のベクトルが全然違うけどね。
もちろんうがった見方をすれば色々解釈は出来ますが、無意味です。カーペンター映画=カーペンター映画でしかありやせん。
※なんだか、カーペンターを気違い呼ばわりしてる気がしますが、気にしない方向で。

「要塞警察 in 火星」とか言っても全然分かり易い説明になってませんが(笑)、何となく新作が来るたびに見てしまうのは、いつもラストシーンが凄く良くてねえ、途中がどんなにぐだぐだでも許してしまうんだなァ。
勝手な想像ではおそらく、いつもラストシーンのシーケンスを決めてから全体の構成をはじめるんじゃないかと思う。今回もどうシメるのかって思っていたらば、真っ向カーペンター印で快哉。

後この人の映画は大抵の場合、善悪を超えて己の信念に忠実な男、すなわち精神的アウトロー(今回は女もだが)が主人公なわけで、つまり中身は無くとも精神性はROCKってだけでもうOKさ(要するにガキって事。いい意味でね(笑))。カーペンター=ROCKってはじめて気が付いたよ。
要はただこの頑固一徹、反体制なところがたまんねえ!ッてトコか。普通に人には勧めないけど。
そもそも別に上手い監督とかぢゃ無いしね。

でも今回の3本って所謂上手い!って映画1本もねーや(笑)。

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