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August 25, 2002

No.6

プリズナーNo.6(the Prisnor)という英国のテレビシリーズ(67年製作)がある。
なんとも半端な全17話で完結した幻のシリーズだが、主演のパトリック・マッグーハンが製作総指揮も手がけ全精力を傾けたと思える知る人ぞ知る傑作だ。
主人公は(元)英国情報部員。
こんな因果な商売はもうウンザリだとばかりに組織に辞表を叩きつけ、さっぱりしたところガスで眠らされ、どこともわからん「村(Village)」に軟禁されてしまう。「村」はおそらく主人公と似たような境遇の人間(「情報」を知るもの)が集められていると思われるが、全住民が名前を剥奪されNo.で管理されている。
No.6と呼ばれる事になってしまった主人公はNo.2との丁々発止を繰り広げつつ「村」からの脱出を試みては失敗し…というのが全体の基本構造なわけだ。一応「No.1」は誰だ?とか主人公の持つ「情報」とは?とかいうネタも仕込んでありますが、通常の意味での整合性はあえて無視されているし、詳しくは割愛。

暗喩に満ちたシュールな物語(主人公は本名を明かす事は無い、とか)が展開し、ぶっちゃけ理解不可能な回もある。ではツマラナイのかというとコレがとんでもなく面白い。小生などは当然リアルタイムで見るはずも無いが、20年ぐらい前に偶然地方局の再放送で見ていたような次第。
んで毎回のオープニングでNo.2とNo.6の会話があるのだが最後のくだりはこんな感じ。
No.2「お前はNo.6だ」
No.6「番号なんかで呼ぶな!私は自由な人間だ!」
No.2の嘲笑

まさか30年以上経ってシュールな現実がやってこようとは、ねえ。

ちなみに国民総背番号制についてはかつての枢軸国ドイツでは人間の尊厳という裁判所判決により廃案になったとかいう話を聞くにつけ、三権分立が機能するってって素晴らしい!と涙が溢れますな。

とまあ、そんな事を思った夏でしたかね。

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