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October 06, 2002

バルセロナ・ピカソ美術館展

バルセロナ・ピカソ美術館展に行ってきた。
ピカソといえば一般にはわりと、シュールな(という括りは微妙ではあるが)ありていに言って上手いんだかなんだかよくわからん絵を書く人というイメージがありがちではあるが、今回の展示は一番古いもので9才、新しいものでも22才というキャリアの中では極初期にあたる作品展で、しかもほとんどが素描という地味なものであった。(ギリギリ青の時代がかすった程度)

いかな天才といえど、さすがに10才にも満たない時代の作品は、そこそこ絵の上手い子供の絵という感じなのが微笑ましい。というかここまではまだ同じ人間と言う感じがする。ここから2~3年ですぐに天才としての技量が開花するのは展示を見れば明らか。

ちなみに今展示の売りは明らかに「初聖体拝領」と題された15才時の大作と思われるが、15才にしては普通に大した作品なのだが、ピカソの作と思うと後年の充実した作品群と比べれば所詮習作にしか思えない感じではあった。
いわゆるピカソらしい個性はまだまだというか、アカデミズム臭がただようあたりは、まあ止むを得ずという雰囲気。

てな感じで、興味のある向きには良いかもしれないが、展示自体はマニアックな部類だと思うので普通に絵を見たい人にはどうかね。なにしろ素描とか書くとなんだかありがたみが出ますが、実際のところ単なる落書きというのも多いんでねえ。
これは決して貶めているつもりではなく、「後の大画家の若き日の落書き」と言う興味深い展示だとは思っているのだが(笑)。

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