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November 07, 2002

21st Century Schizoid Band

21st Century Schizoid Band、というわかる人にはわかるちょっと濃い面子によるバンドが来日した。 手っ取り早く言えばKing Crimson人脈による、初期KCの復活である(但しFripp抜きネ)。

Michael Giles、Peter Giles、Ian McDonald、Mel Collins、Jakko Jakszykという頭から4人はKC参加経験者で、しかもGiles兄弟とMcdonaldは隠れ名盤かつある意味「真」King Crimsonとも言えるMcDonald & Gilesそのもの。唯一の新顔JakkoはMichaelの義理の息子と来た由緒正しさ(笑)。

さて実際のライブはと言えば、関係者による演奏としては日本初演と思われる楽曲を多数含むセットリストがあたりまえながら、ありえなさを醸し出していた。
ちなみに「宮殿」と「風に語りて」については数年前のSteve Hackett & Friendsというプログレオールスターズにて関係者初演済み(Ian McDonald、時期はズレてるがWettonも)と思われる。
その2曲についても当然の如く披露されたが、今回は流石にGiles兄のタイコだけに感慨もひとしおであった。さらに小生の知る限りKC本体ですら日本では披露された事の無い「21馬鹿」がKC関係者によってフルバンドで演奏されたのも初めてだと思われる。まさに歴史的瞬間!
結局KCの1stアルバムについては4/5曲が披露されたのである。色々ご意見はあるとは思いますが、名曲の持つ根源的エネルギーみたいなものを感じましたかね。

バンド編成も非常に面白くSax、Fluteが2人(無論IanとMel。Jakkoも一瞬吹いていたような気もする)というのは非常に珍しい。Ianの八面六臂振りはあいかわらずだが、リズム隊の2人を除くフロントの3人はいずれもマルチにパートを担当し、見たこと無いけどGentle Giantってのもこんな感じなのかなーとか思いながら面白く見ていた。なおJakkoは多くの曲でVocalも担当していたが、これがまたちょいとGreg Lake似の声質だったのも収穫。「Epitaph」についてはやや表現が過剰と思えたが、これは贅沢に過ぎるかもね。

個人的な白眉はMcDonald & Gilesの「Tomorrow's People」か。てゆーかこれ本人達の演奏で聴けるってのあり得なさ過ぎ。反則に近い。
なんだかんだ言ってもこの来日は文句言ったらばちが当たりますかな。良くぞ呼んだよ。

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