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February 15, 2004

逆輸入

あまりにも馬鹿げた話が続く我が国の音楽産業界だが、CCCDだけではあきたらずいわゆる逆輸入版の阻止を今度は打ち出してきたとか。
次に狙うはいわゆる輸入盤というのは馬鹿でも勘ぐる話であるが、というよりははなッからこちらが真のターゲットなのではと思えなくも無い。さらに邪推すると次に奴等が俺達から奪おうとするのは、中古市場かもしれんがね。

データからしても奴等が導入したCCCDなる謎の円盤は(最初から見え見えだったように)全く売上増に寄与していない。端的に言ってヘヴィーユーザー(つまり連中にしてみれば本来は一番のお得意様のはずなのだが)ほどこの問題には神経質であり、私のようにCCCDは何が何でも買わないという方針に至る場合もあるわけだ。
このうえ輸入盤という最後の砦も崩されるとなると残るは大げさに言えば虚無感だけである。何で音楽の提供者側がシャカリキになってリスナーから音楽を奪うような事ばかりするのか?

意味が全くワカラン。

何度でも似たようなことを書かずにはいられないが、そもそも音楽と言うものは実に多種多様な嗜好品である。大量に売れるものがあるのも事実だが、本質的には多品種を少量提供せざるを得ない中でたま~に大当たりが出る程度のものだと思うのだが。日ごろ数千枚レベルでしかプレスされてないものを聴いていると本当にそう思う。
どうしたって数千枚そこそこしか出ないものもあれば数百万枚のものもある。それで良いではないか。常識的に考えて数百万枚というのは全体のごく一部でしかないわけだが。そこを前提に考えていないから間違ってるのだ。
産業として90年代の売上バブルで膨れ上がってしまった状態を何とかしたいと思うのはリーマンの端くれとしては理解できるけど、もう無理でしょ?
狂乱の売上バブル時代に売上に貢献していた層って言うのは今はある意味音楽に飽きてしまってると思うね。俺でさえ何か飽きたなァって思うことあるもんね。大概はしばらくすると聴いたことの無い音に出会ってまた聴き出すんだけどね。

しかしまあね、実のところ私はもう良いんです。
SACDとかDVD-AUDIOがどうなるか、あるいは個人的にどうするかと言う部分はあるにせよ、とっくに諦めてますから。はっきり言って新譜を聴かなくてもぜんぜん困らないんでね。輸入盤が手に入らなくなってもCCCDだらけになっても、とりあえず現状で市場に出回っている旧譜とか中古盤だけでも一生かかっても聴けないくらいの量はあるわけだし。そもそも1300枚既に手持ちがあるわけだから1日1枚ずつ聞き直しても3年半かかる訳でね。

この国は今本当に滅茶苦茶な国に着々となりつつある憂いがますます濃くなる日々だが、たかが音楽と思う無かれ。こういった事柄一つ一つがそれを裏付ける証拠なのだと思わずにはいられない。とはいえこの国の中で貨幣経済に依存して生きている以上、直接間接にそれの片棒担いでいるのは実は自分自身でもあると言うジレンマがもどかしくもあるのだが。

…長ぇな。

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