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February 29, 2004

井上堯之バンド

とりあえず一筆書かずばなるまいまい、の「井上堯之バンド」である。
何でも26日の初日は沢田研二の飛び入りで「時の過ぎ行くままに」が披露されたとかで、大ショックなわけだが。うーむ、初日も押さえておくべきだったか…
井上サンは初日の出来は練習になった程度と言って笑いを取っていたがね。

昨日がジュリーなら今日はまさかショーケン?とか淡い期待も無くは無かったが本日のゲストは佐藤竹善でした。実はショーケンは観客席にいたらしいのだが。

その竹善氏も言ってたように経緯からしてライブで聴けることなどあるまいと思っていた楽曲群を惜しげも無く披露しまくった今回のライブは一義的には実現したことにこそ意味があるのだ。それはかつて当時それほど入れ込んでいたわけでは無いと井上堯之本人が語っていただけに30年以上シツコク聴き続けたファンの勝利と言う事でもある。実際あのテーマ曲はおそらく俺個人史で最も多く聴いた曲なのではないかと思うわけで。事実1000回では済むまい(笑)。

んで肝心の楽曲だが、わりとレコに忠実な長さの演奏が中心だったので1曲が短いのだ。だもんで途中で「組曲:太陽にほえろ!」全曲披露とかしねえかなァなんて思ったんだけどさすがにそれは無し。ほんとに初期のナンバー中心でした。ちなみにオープニングは「傷天」。
終盤でようやく披露された「メインテーマ」はオリジナルが奇跡の完成度を誇る分、特にリズム隊が再現できない感じアリ。でもギターはまぎれもなく完全に耳にすりこまれているあの音。

ミッキー吉野のプレイはちょっと期待と違ってアンマッチな感があったのは残念だが(大野克夫に比べるとファンキーでネチコイ個性が個人的にちょっと違和感あったのと、ハモンドをもっとガンガン弾いて欲しかった)、管を担当した鈴木明男は期待以上、Sax/Flute奏者ですが時に欠かせないトランペットをシンセ(EWI?)で吹くという仕掛けになるほどと唸ったね。だから相殺。

しかしまあ何と言っても圧巻は井上堯之その人であるよ。正直ここまで凄いギタリストだとは思ってなかったのね。特に後半エンジンかかってきてからはすばらしいの一言。
あの個性的な音はあの指先だからこそ鳴る音なのだなあ。何だかんだ言っても井上バンドのサウンドの要の一つは井上堯之のギターだったと改めて思ったね。
実際のライブを目の当たりにして思ったのだが、井上サンの持つエモーショナルな匂いはまぎれもなく芸術家のそれである。芸術家だからどうこうというつもりは無いが、本物の芸術家の匂いと言う奴はジャンルを問わず共通するのかもしれない…などと思ったのであった。

これはまあ是非とも次の機会と言う奴を設けて、今回披露しなかった75年以降を披露してもらいたいものである。組曲全曲付きで。
ちなみに今回MCで語った内容からすると、長年の疑問であったあのメインテーマのベースはやはり諸状況から岸部修三=一徳だと判断して良いようだ。いやようやくすっきりした(笑)。

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