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October 2004

October 31, 2004

暗い夢想

米軍の力をもってすれば一時的に戦争に勝利するのは容易いのは誰が見ても明らかだったわな。
しかし国を征服する(勝利し続ける)というのは古今東西容易な事ではなく、ましてや現代においては「非人道的」な支配を堂々とやらかすわけにもいかないのでなおさらである。
ある面ではベトナム以上の泥沼化ではないのかね。
で、その泥沼に何故だか馬鹿正直につきあってるのが純一郎って訳だ。

今の時点でまだ確定してはいないがイラクで邦人質が殺害との情報である(とか書いてたら確定の報あり)。
今回のケースはイラクへ移行とした動機等についてよくわからず、あえて言えば「自己責任」という観点からはなにがしかのルートを持っていたとも思えない被害者にも責が皆無とは言い切れない面はあるかもしれない。

なにしろ戦争状態の国に行こうってんだから。

ところで純一郎ってのは何につけ良くも悪くもあまり迷いが無い。
だもんでいつもの如く「自衛隊は撤退しません(人質は見捨てます)」の一言でおしまい。危険な国に行ったんだから勝手に殺されてろという論理である。今回の報を受けて色々言うかもしれないが根っこの所ではそう思っているはずである。そもそもブッシュの片棒担いで日本の立場をここまで追い込んだという点はどう思っているのか分からないが、まあそんな事はミリ秒も考えてないのは明白だしなあ。

もしかしたら民間人といわず自衛隊に犠牲者の1人でも早く出てくれねえかなとか思ってるのではないだろうかね。
駐留期間の延長もそれを見越してるのではないか?
そんでもって犠牲隊員を国葬して英雄に祭り上げ人目もはばからず目の幅涙で号泣(多分民間人が何人死のうが泣かないよこの男は)し、ナショナリズムを鼓舞する演説でも一席ぶって一時的には落ちるだろう支持率も急上昇。そんで憲法9条改正の流れを作るみたいな事を夢想してねえか?

不思議なのは元々憲法問題にはあまり興味なさそうだったように思える純一郎がなぜこうなったかという所だがね。

October 17, 2004

Grey & Pink

CaravanというのはなんだかんだいってもPye Hastingsのバンドであることは間違いないと言うのは先週のライブを見て改めて感じたような訳ではあるが、Richard & Dave Sinclairがその面子としてあまりにも印象的な足跡を残したこともまた揺るぎの無い事実。

ということで先週の続きでGrey & Pinkを見に 再び渋谷まで行ってきたよ。

予想とは裏腹にRichard & Dave Sinclairだけのセットが第1部、サポートメンバー加えたバンド編成が第2部でそれぞれたっぷり合計3時間弱というテンコ盛りライブだったよ。

第1部は2人による弾き語りのようなセットだったが、これが実にすばらしいものでこの第1部だけでも価値は十分なものだった。
Richardの声はまさにVoice of Cantabury。本物のあの声が響き渡るとそれだけで世界が出来上がってしまう。
すごい上手いとかそういう類ではない(もちろん下手とかそういう意味では無いよ)が声そのものがジャンルというか、Pat Methenyのギターなんかと同じ類かの。それでもって関連作品のMatching Moleの名曲O Carolineなんかまで披露された日にゃ至福以外の何ものでも無し。
またRichardのキャラクターが天然というか何か見てるだけで面白い。イーカゲンというかテキトーと言うかなんだかボヘミアン気質な感じ。バンド遍歴の激しさも納得。
でまあこうしていわゆるリズム隊無しで聞くと(そこがなんと言っても魅力ではあるのだが)本質はPopだなあと思う。

第2部だがサポートは清水一登(Key)鬼怒無月(Gt)芳垣安洋(Dr)の3人。小生は残念ながらそこまでエリアが広がっていないがたぶんそれぞれ知る人ぞ知る面子。タイコはなかなか良い。1タムというのが渋い。
ギターは上手いがしかし弾き過ぎかつ音色がカンタベリーのイメージとはアンマッチだった。この辺りは先週のCaravanのDoug Boyleの方が本体に参加しているだけあって新しくもマッチしたイメージであるのは当然か。
あとDaveのキーボードワークと言うのも注目だったのだが、せっかくオルガンが置いてあるのにオルガン系の音色をシンセで弾いてたのが意外というかちょっと残念だったな。特にソロパートではほとんどオルガンに手をつけて無かった。

バンドアンサンブルと言う観点からはCaravanに軍配が上がるが、Richardの声と言うのはそれを凌ぐほどのものがあったよ。

つまり今回は両方行って正解。

October 11, 2004

Caravan

Rock界にはカンタベリー系という分野がある訳だが、何故だか2004年の秋はカンタベリー週間なのである。

何故ならば界隈の重鎮Caravanが3度目の来日をするだけでなく、ファミリーとも言えるRichard & Dave Sinclairもまたその1週間後にGrey & Pink(言うまでもなく名盤In The Land Of Grey And Pinkからね。GrayではなくGreyなのが英国たるトコロ)という名義でライブを行ようなわけで。

それはさておきキーボーディストとしてのDave Sinclairに興味深々だった小生としてはDaveが脱退(何度目だよ!)してしまった本体のラインナップにはあまり興味は無かったりもしたのだが、何故だかそのCaravan本体もその1週間前にライブをやる事態となれば、やはりこの際そろって制覇するしかあるまい...

というわけで台風も無事過ぎた10/10まずはCaravan本体である。ところは個人的に久しぶりのClub Quattro。
えーと正直言って客少ないです(爆)。ペイ出来るのか心配になってしまった。しかしバンドの演奏は関係無く、意外と言っては何だが予想以上に良いもので大満足。少ないとはいえ客もそれなりに盛り上がってたぞ。Guitarソロはほとんど新加入のDoug Boyle(Gt)に任せてるPye Hastings(Gt,Vo)は本当にWriter&Singerなんだなぁとか、パフォーマーとしてのGeoffrey Richardson(Vla,Fl,)が大変なキーマンであるとかは見て初めて分かったり。
特筆すべきは全然知らなかったけどJan Schelhaas(Key)は相当な使い手だったりでこれは個人的収穫。
セットリストもまさか演奏するとは思わなかったGolf Girlなんかも披露されたし、Nine Feet Undergroundなどは一週間後のGrey & Pinkとの比較が楽しみだな。

October 01, 2004

つらつらと

不惑と言われる歳までにはまだ若干の余裕があるが、その暁にはとてもではないが惑わずなどという自信は断じて無い。この不確実性に溢れた現実の前に年々惑いなど酷くなる一方である。
誠に人生は常に二律背反なので。

組織は大嫌いだが、組織を離れて生きる才覚も無し。
わ、最悪。

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