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September 17, 2005

選択肢は用意されるのか?

現状落ちたりとはいえそれなりに大政党な民主党の党首に43歳の前原氏が決まった。小泉純一郎と20歳差というコントラストは政党としてみれば悪くはないように思う。自民党にしても小泉政権発足時に首相が50代だったことを考えればポスト小泉もそれなりに若い世代を登板させざるを得なくなっていくのだろう。
だが小生にしてみると世代ははるかに近いにもかかわらずどうも自民も民主も若い世代ほど信頼できない一面があるので困った物である。
だいたい最近の世代で政権とったる!みたいな野心家はほぼ間違いなく戦争も辞さずみたいな威勢の良さを内に秘めているはずというのは偏見か?
別に彼らが戦争をしたがる好戦家だというのではない。ただ論理的と言えばそうだが国際政治の中で必要となれば躊躇しないという、実体験として知らぬが故の強烈な嫌悪感を持っていないだろうという点に危うさを感じないではいられない。
政治カードの一つでしかないという割り切りはスタイリッシュだが所詮俺ら政治家も官僚も戦場には行かないという意識がどこかにあるからそう言えるんだろうと。逆説的だが戦後の豊かな暮らしのなかで温々と育ったが故の平和ボケなのかもしれぬ。

論理的には改善すべき点が無いとは言えないので改憲すべきでないとは言えないが、実質的にはこの場合改憲というのは9条をターゲットにしているのと同義である。実際に改憲が成立させようとすると現状ではまだまだ技術的にハードルが高い状態だが、近頃はそこの技術論をまずクリアしようじゃないのってな話で、中長期的に見れば改憲は既定路線に思えて仕方が無い。

まあ弁護的に言えばある意味生真面目すぎるのだと思う。
それなりに勉強もしているだろうし、世代的には普通に考えれば一番平和/護憲の路線で教育を受けてきたはずの世代ですからね。ただ国民に対して責任ある立場になった時に国防というテーマをどうしようかって考えたらどうしたって9条の壁がある意味邪魔に見えてしょうがなくなるのは簡単に想像できる。
リアルな問題として考えたら「攻め込まれたらどうするんですか」と問われて「降伏します」じゃ政治家としてカッコがつかないと思えるじゃないですか。
だが小生は本当の政治はリアルなお勉強の世界ではないだろうとあえて言いたい。政治家というもんはリアルを超えた大言壮語の理想人(ある意味詐欺師的な意味でも)たちであって欲しいのだよ。戦争を出来るカードが欲しいなんてのは小粒。単に楽に政治がしたいだけちゃうんかと。
憲法の縛り上等、それでも政治力で勝つぐらいの勢いで「我が国は戦争はしない。たとえ攻め込まれてもだ。だが、それ以前に我が国は絶対に攻め込まれない。それが我が国の政治家の使命だ」みたいな事を政権政党レベルの方たちが言ってくれないものかと...たとえ根拠は無くとも迫力はある感じで。←純一郎スタイルともいう(笑)。方向性違うけど。

ベトナムで相当痛い目にあったアメリカでも、簡単に忘れてイラクで似たような事やってますからね。所詮国家なんて物は戦争に対するタガが緩いとこうなるんですよ。ましてや前回の戦争であり得ないところまで突き進んだ我が国の国民性というものを考えるとタガが緩んだらまた絶対同じところまで突き進むからね。もう間違いないですから。
確かに先の戦争では敗戦した。しかし今の日本の暮らしぶりを見ればその後は間違いなく勝利。資源が無いのにこの暮らしぶり。例えばリアリストならそこの現実をもうちっと考えてくれと。先の戦争の敗戦も結局はそこで所詮日本は戦争に耐えられる体力は無い国だ。たとえ「核」を持ってもいざ戦争となれば通常戦が避けられる訳では無い。ましてや自国が戦場になった場合「核」を撃てる訳も無く、その意味では「核」は絶対的な力ではない。

ちなみに改憲論者は最終的にはしばしば核保有すら否定しない(どころか積極的な事すらある)が、そういう輩に北朝鮮のゴネを批判する資格は無いぞ。

60年前に核兵器の開発がアメリカより早く完成していたら間違いなく我が国は核攻撃を行っていただろうが、それでも敗戦は免れなかっただろう。それを考えると完成しなくてまだしも幸運だったというべきなのかどうか、とにかく歴史は日本が被爆国になる事を選択した。

核攻撃をくらった経験のある唯一の国家としてなお、将来的に我が国が核保有国になる事を選択したならばそれこそ精神的敗北だと知れぃ。

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