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December 2006

December 31, 2006

北国の帝王

勝手にDVDでもう一度見たいシリーズ(次回未定)、この年末に何書いてんだって話ですが。

そろそろ次世代規格が立ち上がりつつあるのかないのかはさておいて、とりあえずこのDVD時代にもう一度と切望しているのだが何故だか未だにDVD化されない作品群というのが結構ある訳ですな(海外ではDVD化されている「地球爆破作戦」とかね)。これもそんな作品群のうちの一本で、いわゆる漢(オトコ)映画の傑作。
北海道を根城にした極道映画...ではない。舞台はアメリカ、時は大恐慌時代、主人公は今で言うところのホームレスであります。
エースナンバーワンと呼ばれる無賃乗車の帝王...というか常習犯にリー・マーヴィン、殴る蹴るはあたりまえ、しまいにゃ命で償ってもらいマス的な方針の恐怖の車掌にアーネスト・ボーグナインという実にイイ顔すぎて野郎は大喜びだが淑女にはウケそうもない素晴らしい布陣。
基本的にはマーヴィンが無賃乗車、ボーグナインがその阻止に立ち向かうという構図ですが、それが何故だか両者命がけの戦いとして描かれ展開して行く訳です。その間にエースナンバーワンに憧れを抱きつつ(だったかどうか定かでないけど)対抗したりなんかする若造のホームレスなんかとのジェネレーションギャップなエピソードとかあったりしてね。良い話なんですな(笑)。
ま、設定だけ書くとなんじゃそりゃ、ですが、これがまた決して空回りする事無く、実にこうなんというかカッコイイ映画ですから(見たのがあまりに昔なので漠然とした記憶しか無いですけど)。Marty Robbinsの歌う主題歌「A Man and a Train」もまた雄大なイメージを喚起する傑作なんだが、こちらも入手難なのは何たる事か!FMエアチェックからン十年、いくつかあるBest盤のうちの1枚にかろうじて収録されている事が判明しこの度入手できたけどな。(実はそれが今日届いたので書いてるの)

その昔にTVで見た時の吹き替えは小林清志&富田耕生(当時この二人以外はあり得ないはず)だったと思うがDVD化の際にはこちらも収録よろしくだな!

December 17, 2006

硫黄島からの手紙

実は二部作構成の片方たる「父親たちの星条旗」は未見。
とはいえ映画としてはそれぞれ単独で成り立っていると思われるので鑑賞の妨げにはなるまい。
しかしそれにしても凄いのはClint Eastwoodである。70代後半となりながらも主演すればおそらく未だに金を稼げるスターとしての輝きを失っていない一方で
彼はいつのまにかとてつもなく凄いクリエイター、映画史に残る大監督になっていたのである(いやまあ監督としてのキャリアも長いんですけどね)。
本作はほぼ全編が日本語による作品でありまして実際のところ体裁はほぼ邦画。おそらく国内配給だけとは思われるがオープニングタイトルすら日本語なのでエンドロールを見るまで予備知識なければ所謂洋画とはわからない。
にもかかわらずあまりにも渋い脚本そして演出は、そんじょそこらの邦画よりも邦画らしい日本人としてあっけにとられるしかない出来映え(今年度ベスト邦画なんて話もあながち冗談ではなかったりして)。いやまったくこんな映画を戦勝国の人間に撮られたらまったく敵わんて。

ちなみに観客層の高さにも驚かされました。

December 12, 2006

LOVE

...って何を血迷ったかと思うかもしれませんが、最近少々巷をにぎわせたLOVEといえばThe Beatlesのニュウアルヴァムと喧伝されたアレであります。
実際にはシルク・ドゥ・ソレイユがラスヴェガスで行ったショウの音楽という位置づけらしいです。まあこれを新作という位置づけで呼ぶのはいかがなものかという素朴な疑問はある訳ですが、かろうじてGeorge Martin翁がプロデュースに名を連ねている点だけが材料といえなくもないか。
しかしてこれがあまりにも薄っぺらい感のあるタイトルとは裏腹になかなか侮れないアルバムになってしまったところが複雑な心境でもあったりして。
Let It Be...Nakedには正直なところやや否定的な捉え方しか出来なかった小生であるのだが、今回については実際の音によって正直面白ぇと思ったのが本音。Nakedよりも遥かに楽しめてしまったのだなぁ。
たとえば冒頭のThe EndのドラムソロからGet Backになだれ込む展開には笑ってしまったし思わずヘヴィーローテしちまったよ。これはアリです。普通にカッコいいですよ。Drive My Carからのメドレーもまた侮り難し。ちまたに溢れるRemixものの中ではおそらく最高峰の出来だねこれは。
また各楽曲のブラッシュアップぶりもかなりのもので、やっぱオリジナルの録音が良かったんだろうねきっと。たぶん今一番音のいいThe BeatlesのCDだろうなあ。

でもやっぱりMartin Editionではあるけどね。

December 09, 2006

CASINO ROYALE

通算にして6代目のJames Bond襲名披露興行はまた007の襲名を描くとの触れ込み。もちろん舞台は現代なので特に連続性は無い。徹底して無いとすら言える。なにしろMを除いてみなキャスト一新。監督は先代の襲名作品たる「ゴールデンアイ」と同じMartin Campbellだが、Miss MoneypennyやQは出演すらしないのだ。それもあってシリーズのお約束的なシーンはほぼ皆無。
だからプリクェルというよりは仕切り直しの印象がかつて無いほどに強い。ここからスタートなのだ。内容はまたかつて無いほどにハードかつシリアスな作風で、007が英国の水戸黄門とするならば石坂浩二の水戸黄門ぐらい雰囲気が変わってるかも。でありながら娯楽の殿堂たる007でもあるのだが。
公開前には酷評の多かったDaniel Craigだが実際に見てみるとSean Conneryのタフさが見え隠れって感じでややマッチョ過ぎではあるが悪くない。甘さはほとんど無いエスプレッソなBondである。
という訳で007としては「消されたライセンス」なみに番外的な感じもある今作だが(王道があっての番外編というのは面白いに決まっているのだ)次回作ではどうなっていくのか興味深いところ。

音楽は例によってDavid Arnoldが引き続き登板。前作ではMadonnaの主題歌にケチつけまくってた鬱憤をはらすべく?主題歌も元SoundgardenのChris Cornellとのコラボで自ら担当し007テイスト漂うノリノリぶり。男性ヴォーカルの主題歌は久しぶりでもある。色々異例ずくしの今作だが大人の事情でサントラ盤に主題歌が収録無してのも初だそうだ。さりげなくiTunes Storeで入手可でしたが。ちなみに日本盤シングルと異なり主題歌Mix違いも売ってるんでよろしく(って誰に?)。

December 07, 2006

Wii

まるまる一週間以上におよぶ出張から帰ってきたら娘に警戒されて泣かれてしまいました。
むー。

ところでWiiだ。売れてるみたいですがその負の作用として彼の国では苦情も多いそうです。
いわくテレビに腕をぶつけて痛めとか何とか色々。だもんで任天堂ではテレビから90cmは離れるように注意を喚起しているそうです。
...野次馬的にはこの手のニュースはどこまでまともに相手にしたものかと思わずにはいられないのだが、真剣に阿呆だね。
我輩も相当に自分勝手な思考の持ち主である事は認めるけど、そういう事でメーカに苦情を言おうという異次元の発想にはほとほと感心しますな。住宅事情の厳しい我が国でははたしてどうなるのでしょうか。
前政権では自己責任と言う言葉の使い方がだいぶねじ曲げられた気もするが、なにしろ給食費を払わないとか果てはいただきますと言う事を拒否するとか異次元の住人はだいぶこの国にもいるようなのでねー。

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