« November 2007 | Main | January 2008 »

December 2007

December 31, 2007

ゆく厄年くる後厄

ま、そんなワケでとにもかくにも大厄もあと僅かですよ。
なんかまぁそのせいかどうか、今年はあまり良い年じゃなかったなぁという実感ばかりのこる。
小さいレベルで言えば近年これほど風邪ひきまくった年もなかったしな。なにしろ昨日から風邪ひきでひき納めですよまったく。
蕁麻疹はすっかり持病と化してしまったし。
これで厄除けしてなかったらもっとアレだったっつーのかね。
来年は当然後厄なんでやっぱり冴えない感じですけど、後厄な分少しはマシになってほしい。と、ささやかな感じで一つよろしく(誰に?)。

December 30, 2007

iPod nano

奥さんへのクリスマスプレゼントとして購入してみたのだが、これが良い。
ちょこっといじってみたのだが使っていて楽しいガジェットとしては無印iPod80G使用中の小生をして圧倒された。副作用として160GのClassicが猛烈に欲しくなってしまったほどに。とにかくUIの楽しさが半端無いっす。
巷としてはiPod touchの方が注目度は高いかもしれないが、出たばかりだしまだまだお楽しみはこれからでしょう。
むしろそのエッセンスを上手い事取り入れた従来型シリーズの方が現時点での総合的な完成度は高いと思われます。大容量が不要であれば、メモリータイプのnanoが一番凄いかも。

December 26, 2007

ブレードランナー その2

はい、誰も待ってないでしょうが後編です。

ところで小生はといえば公開当時既に前述の「2001年」という同じくわざと解りにくくして、そしてそれほど面白いワケでもない映画をリバイバル上映で体験済みではあったのだけれども、こちらは映画構造自体があまりにも異質なため齟齬はなくすんなり入れたのだが、ブレードランナーの場合は映画構造的には従来型エンターテインメントの表皮を纏っているため、見ているこちらとしてはこまっちゃったのだよ。

なにしろ公開当時の日本でのキャッチコピーといえば「2020年、レプリカントが人類に宣戦布告!」てな具合で、前年公開の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で痛快アクションを決めていたハリソン・フォード主演作であるからして、ド派手なSFアクションを期待するなという方が無理ってものである。リドリー・スコットにしてからが知られていたのは「エイリアン」な訳だし、今の時点から当時を振り返ってもでてくるのはどう転んだって痛快(かどうかはともかく)純粋娯楽路線でしょうが。
そんな期待に胸膨らませて、劇場に足を運んだ当時の観客、というか小生だったのだが。
見終わった後と言えば、何とも言えないむにゃむにゃした感じってんですか。
映像に限って言えば凄いものを見たと言う確かな感覚はあったものの、面白い映画を見たかといえば正直期待はずれでもあり。
今よりももっと映画に対する語彙が無い頃だったから仕方ないですな。
それでも釈然としないままに何度も繰り返し見る(昔は二番館、三番館てのがあったからね)事で、4度目の鑑賞のときになんだか突然にしていたく感動したものである。それがこの映画の持つ魅力かもしれない。なんだかんだ完全版公開時も見に行ったし、今回はファイナルカットは見に行ってない(まだ独身だったら間違いなく行ってたが)けれどもこうしてDVD買ったりさ。

面白いかどうかという観点であえていえば、やっぱり格別面白くはないです、この映画は(笑)。
ストーリーもなんだか前後の脈絡不明なまま進んだりしてよくわからないし、壮大なLAの俯瞰図に比して小せぇ話だし。そもそもレプリ狩りと言いながらボスキャラは勝手に死んじゃうし。つーか極論するとレプリの寿命が近い事は解ってたんだからほっといても良かったんじゃねーかぐらいなタイミングで死ぬしな。
しかしまあそんなこんなを含めてリドリー・スコットは多分確信犯的にやっとる。これは何かを体験する映画だと。

結局だらだらと書いてしまった。

December 23, 2007

ブレードランナー

ネタがなかったワケではないのだが、むしろ色々あったのだが何を書こうかと迷っているうちに結局旬を逃してしまい、といった昨今でした。

ブレードランナーといえばあまりにも様々に語られすぎていて小生がここで駄文を追加する余地などないのだけれど、なんだか知らない間にファイナルカット版とかゆーのが公開25周年をネタにして発表されたらしいのだな。
そしてそれを餌にアルティメットコレクターズエディションという大げさなDVDセットが発売されたような訳ですが、そのファイナルカット版のソフト化というのみならず、いわゆる劇場初公開版が初めてDVD化という事もあり、初公開版好きの小生としては入手せざるを得ないようなそうでもないようなとか思いながらネットでポチっとな。

他にも幻だったらしいワークプリント版含めて全部で5バージョンが収録されている上に特典映像も文字通りのテンコ盛りで全て見終えるのはいつの事やら。現時点ではようやくワークプリント版と未公開映像集を見終えた程度。
しかしこのワークプリント版と未公開映像だけでも予想を超えた情報量で驚いちゃったねどうにも。

ワークプリント版というのは試写で使われたバージョンだそうだが、作品構造がいわゆるディレクターズカット版に極めて近く、となるとディレクターズカット版にたいするリドリースコットの思いも宜なるかなと認識をちょっと改めたね。
その他特徴として音楽が極めて異なるという事があげられる。印象的な「ラヴテーマ」は流れず、クライマックスの対決シーンもいわゆるテンプトラックのままでまったく印象が異なる。特に対決シーケンスは完成版が非常に独特なのでかなり違和感がある。
ちなみに完成版のエンドタイトルは有名曲だが、劇中に主題として現れるでも無くエンドタイトルとして唐突に流れるだけなので曲としてはともかくいわゆる劇伴としてのサントラ的にはさほど評価出来ないと思っているのは小生だけだろうか?

次に未公開映像集だが、実に面白い編集が施されていて、通常この手の映像は断片的に収録されている事がほとんどだが、今回は未公開映像を時系列に編集したらそのまま物語のダイジェスト兼サブテキストになっているという驚天動地の展開。で、これを見るとナレーション込みの初公開版ですら、わざと解りにくくしていたという事が歴然として判明。
だからこの映画見てなんだかよくわからないというのは当然で、この辺りなにやら「2001年宇宙の旅」ぽいわな。

しかしサブテキストとして極めて興味深かった未公開映像集だが、これで本編が補間できるというのもこまったもんで、本来捨てられたシーンは本質的には存在しないのと一緒だから、無かった事にして本編を鑑賞するのが正しいあり方だと思うのだが...ね。

なんだか長くなったので後半に続く。

« November 2007 | Main | January 2008 »