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December 26, 2007

ブレードランナー その2

はい、誰も待ってないでしょうが後編です。

ところで小生はといえば公開当時既に前述の「2001年」という同じくわざと解りにくくして、そしてそれほど面白いワケでもない映画をリバイバル上映で体験済みではあったのだけれども、こちらは映画構造自体があまりにも異質なため齟齬はなくすんなり入れたのだが、ブレードランナーの場合は映画構造的には従来型エンターテインメントの表皮を纏っているため、見ているこちらとしてはこまっちゃったのだよ。

なにしろ公開当時の日本でのキャッチコピーといえば「2020年、レプリカントが人類に宣戦布告!」てな具合で、前年公開の「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で痛快アクションを決めていたハリソン・フォード主演作であるからして、ド派手なSFアクションを期待するなという方が無理ってものである。リドリー・スコットにしてからが知られていたのは「エイリアン」な訳だし、今の時点から当時を振り返ってもでてくるのはどう転んだって痛快(かどうかはともかく)純粋娯楽路線でしょうが。
そんな期待に胸膨らませて、劇場に足を運んだ当時の観客、というか小生だったのだが。
見終わった後と言えば、何とも言えないむにゃむにゃした感じってんですか。
映像に限って言えば凄いものを見たと言う確かな感覚はあったものの、面白い映画を見たかといえば正直期待はずれでもあり。
今よりももっと映画に対する語彙が無い頃だったから仕方ないですな。
それでも釈然としないままに何度も繰り返し見る(昔は二番館、三番館てのがあったからね)事で、4度目の鑑賞のときになんだか突然にしていたく感動したものである。それがこの映画の持つ魅力かもしれない。なんだかんだ完全版公開時も見に行ったし、今回はファイナルカットは見に行ってない(まだ独身だったら間違いなく行ってたが)けれどもこうしてDVD買ったりさ。

面白いかどうかという観点であえていえば、やっぱり格別面白くはないです、この映画は(笑)。
ストーリーもなんだか前後の脈絡不明なまま進んだりしてよくわからないし、壮大なLAの俯瞰図に比して小せぇ話だし。そもそもレプリ狩りと言いながらボスキャラは勝手に死んじゃうし。つーか極論するとレプリの寿命が近い事は解ってたんだからほっといても良かったんじゃねーかぐらいなタイミングで死ぬしな。
しかしまあそんなこんなを含めてリドリー・スコットは多分確信犯的にやっとる。これは何かを体験する映画だと。

結局だらだらと書いてしまった。

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