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January 19, 2009

007/慰めの報酬

前回の仕切り直しにより従来に無い完全リセットに成功したシリーズ最新作。先行上映を見てきてしまいました。
完全なる前作の続編というのはこれまた初の試みという事もあってか、ハード路線を引き継いだまま今回も血糊多めでお送りしておりますって感じです。ハード路線はこれはこれで悪くないと思うんですが、個人的にはシリーズ通して見た場合ちょっと一部逸脱し過ぎだったり物足りないという部分があるのも確かなんよね。















逸脱し過ぎと思うのは暴力表現で、悪役が女性を手込めにしようとするシーケンスなんかは結構露骨でして、そーゆーのは意外と今までは無かったんでないかね。んで、足りないと思うのはお笑い要素かな。娯楽の殿堂な感じは歴代で最も希薄だわね。
んで、ストーリーは前作以上にシビア路線でして、実世界情勢を反映しほとんどアンチ007映画の世界。
何しろ後ろ盾であるはずの国家に正義が無いっつー、従来シリーズでは暗黙の了解としてそれは「無い」事になってたのを書いちゃったんで、この先どうするんでしょうかってな話。
国家が儲かるなら相手が悪党でも良い、というか利益を与えてくれる相手が良き相手、という身も蓋も無い状態で、制御不可能な007と制御不可能なまま007を信頼するMが己の克己心や執念に従って敵を追いつめるっていう具合ですから、こりゃ駄目国家に変わって情報機関が己の正義を貫くっていう結構危ない図式でっせ。
ここまでくると先代までの作品群はなんだかんだ言っても、程度の差こそあれ古き良きボンドシリーズという風に思えてきますなー。
それでも007と言えばシリーズの積み重ねによるお約束が多々あるが、今作もなんとかラストにとあるお約束が出てきてようやくボンド襲名完了とも言え、やはり前作と合わせて一本という印象は強い。実は次回作こそが007としての勝負どころなのかも。

Alicia Keys & Jack Whiteの主題歌は先行して音だけ聴いた時は、印象最悪だったけどまあ絵と合わせてみればそれなりに機能はするわな。スコアはもちろんDavid Arnoldだが、今回もボンドのテーマは控えめな印象。
ちなみに今回もQおよびマネーペニーの出番無し。果たして次回はどうなる?

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