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March 2010

March 30, 2010

Bob Dylan 東京最終 Zepp Tokyo

来月のJeff Beckを前にDylanである。
2001年以来9年ぶり。その2001年ツアーも見に行って多いに感激したもんだったが、今回はライブハウスツアーってことで、まじでー?みたいな感じでチケ押さえちゃったのな。
しかし、オールスタンディングという事で結論から言えば嫌な予感的中。Zepp Tokyoってライブハウスってもちょっとしたホールよりもむしろキャパある会場だったもんで、ほぼ観客のドタマのシルエットしか見えませんでした。勤め人の悲しさで、平日じゃ開演に間に合うのが精一杯となれば、もはや後ろにひっこむしかなくなるのさ。
なんだかなー。会場はでかいくせにステージが特別高い位置にある訳ではないので、今回のように満員になっちゃうと大半の人はステージ見えないんじゃないかね。その意味ではがっかりもいいところで、Dylanはおろかバンドもほとんど見えず、誰が何弾いてるのかすらほとんどわからず。
今までいろんなライブ見てきたけど、これほど何も見えないライブは初めてだったねぇ…

以上、内容とはあまり関係ない話でした。

内容はまあほぼ音だけですが、なんだかんだ良かったよ。
最近のツアーではギターも一応やるけど、もっぱらオルガン弾いてるらしいDylanの怪しげなキーボードワークも可笑しかったし。
前回と同じくスタジオ盤とは似ても似つかぬアレンジや、フェイクしまくりのヴォーカルは半ば曲当てクイズ状態で、それはそれで新鮮で楽しい。
All Along The Watchtowerはかなりハードな演奏で、このマイナー調ハードロックテイストは同世代で言うとPaul McCartneyとかStonesにもない魅力といえようか。もっとも最初のスタジオ版は違うけど。ハードテイストでカバーしたJimi HendrixでDylanもそれを気に入って…というのはCDのライナーで読んだ気がする話だが、いまやHendrix版以上にハードですなー。

March 28, 2010

ハート・ロッカー+α

で、ハート・ロッカーだが十分面白くはあったんだけど、前評判高すぎて期待値高すぎたってのが実情。

ドキュメンタリー風の絵面と合わせて、そこがまたリアルな雰囲気を醸し出してはいるんだけども、ぽつぽつとした断片的エピソードの積み重ねにすぎる部分がありって感じか。個々のエピソードはそれぞれ良く出来てはいるのだが、TVシリーズの再編集みたいに思えなくもない。
制作者は思想の類いは込めてないとの事だが、それが本当だとしても題材が題材だけに見る方はそれで済ませないというか、勝手な推測をせざるを得ないというか。今現在であえてイラクを舞台にした以上、そこには何かあると思うでしょ。
確かに形式的には戦争アクションの体であるし、主人公はあくまでアメリカ人兵士であるので心情を吐露する台詞はあっても、それがいわゆる「公平な視点」からのモノにはなっていないし、なり得ない。
ただ構成として非常に面白いと思ったのが、













ラストミッションのエピソードで、それまで劇中では成功してきた爆弾処理に主人公は失敗するんですよ。しかも一番衝撃的な形で。ラストミッションがあえて失敗エピソードというあたりに皮肉めいたものを感じないではいられませんな。
ちなみに失敗する事で画面は派手になりますけど。なんせ爆発するからね。
そして、主人公は一旦駐留任期を終え、母国でのありきたりな生活にもどるんですが、そのほんのわずかの描写の後、おそらくは自ら望んで生死の綱渡りの日々に戻ってしまう。
完全にイカレちゃってます。
見ようによってはヒロイックだが、見ようによってはトラビス予備軍です。

戦争映画ってのは最近のリアル志向の傾向の中では、制作側がタカ派姿勢で作ったからと言って戦意高揚につながるかっつーとそうでもないし、その反対で挑んでもまたしかり。結局見る側のリテラシーによるんだわ。

ちなみに元夫婦対決で話題となったアカデミー賞ですが、その元旦那の「アバター」も見たけどね。もちろん3Dで。
てゆーか3Dで見ないと価値無いっしょ。
キャメロンって凄く俗っぽい意味で、作家だなーと思いました。流行作家としては凄いと思う。趣味としては必ずしも好みではないんだけど。
そんな感じ。

March 24, 2010

ローマの休日

午前10時の映画祭というナイスな企画が現在全国25の映画館で進行中なんだけれども、今週は「ローマの休日」だったのな。
「タクシードライバー」とかは教養として押さえていてもこのあたりの名画の教養が欠けている小生としてはこのさい劇場で見てみるかと。
というのもたまたま代休だったもんでね。

公開当時はノンクレジットだったらしいが今回のプリントではしっかりクレジットされているドルトン・トランボの代表作というのかしらんが、実に楽し切なく(かつ意外に深い)元祖ロマコメとして実に良く出来てます。なーんて今さら小生ごときが書く必要もないんで以下略。
みんな大好きオードリーってことで良いんじゃね?
いや実際ンところ、いちいち良く出来てる名作でした。

実は「ハート・ロッカー」とハシゴでもあったのだが。

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