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February 26, 2011

HEREAFTER ヒア アフター

おそらく今最もハズレが無い映画監督といえばクリント・イーストウッドではなかろうかと思ったりもするのだが、老いてなお精力的に作品を発表し続けるなか、どんな接点かまたもやスピルバーグの製作総指揮で新作。オカルトめいたストーリーとも噂され、いったいどんな作品となるのやら?と見てきた次第。
見終わってみれば冒頭のパニックシーン(明示的ではないけど津波はかのスマトラ沖を彷彿とさせる)こそリアルかつ派手だが、あとは地味に話が続いていく。
基本的に三組の主役級がいて、しかもサンフランシスコ、ロンドン、パリという距離がどう繋がっていくのかという興味を持続させていくわけだ。
オカルト風味というのは題材がそうだというだけで特別にショッキングなシーンがあるとかいうことは無く、普通なぐらいに人生讃歌ともいうべき人間ドラマでした。

そして三組の邂逅は、といえばとにかく出会うのは分かってるんで、どの程度のせてくれるのかってところです。ストーリー上はややその為に作られたようなシーケンスではあるんだけど、そうなるとそもそも最初からその設定に無理があるって事だもんな。

マット・デイモン扮する霊能力者は自らの能力を呪われた力と思っていて、人は悪くないけど不器用でさえない感じが良く出てます。見てないけど某アクションシリーズでキメてたとは思えません。
最後にその呪われた能力故に…となるのもお約束だが…ここで、まああえていれなくても良い妄想(としか表現のしようが無い)シーンが可笑しいよなー。さすがは助平爺イーストウッド。ブライス・ダラス・ハワードの料理教室のシーンも完全に狙ってて変態です(笑)。

ヒロインのセシル・ドゥ・フランスが名前の通り御仏蘭西な感じで(実は白耳義の人でした)良いですね。ハリウッド製ですが、ちゃんと各国語で会話してまして、結構な割合で英語字幕がでてましたよ。まあ「硫黄島」ではほぼ全編日本語で撮影したぐらいだからこのぐらいはお手の物か。

ちなみに最近のイーストウッドは音楽も担当する人になってるんだけど、今回もなかなか染み入るテーマ曲作っていて多才なお方でやんす。

まぁ見ている間に苦痛を感じたわけでは無いけど129分は長いかな。

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