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June 28, 2012

ATOLL : ROCK PUZZLE

唐突だけど、最近のトレンド関係無しでお仏蘭西のバンド1980年作の4作目。Christian Beyaによる再結成前の最終作。
久しぶりに店頭の中古で入手してみたような次第。

誰がつけたか仏のYESなんてキャッチフレーズでも好事家には有名だが、最初に聴いた2ndのL'Araignee-Mal(邦題:夢魔)は怪しげな楽曲群にどこがYES?みたいな印象で(米のYESことSTARCASTLE的な明快さは無いんで)、最初はあまり聞き返す事もなかったんだが、3rdのTertioが正に陰から陽といった風情で楽曲の明快さが大幅にアップした傑作で、こっちから入れば良かったって感じ。2ndは結果的にキャッチフレーズが明らかに邪魔をしてまして、それ故に損しているなぁと今は思うのであります。YESかどうかは関係ない名盤である事は間違いない。

んでこの4枚目だ。好事家にはかのJohn Wettonが参加した楽曲が入ってる事で有名で、このすぐ後に結成する事になるASIAの楽曲を既にこのATOLLで録音してたりするんであります。
それは置いといて時代もあってかPOP化してるという噂もあるこの4枚目だが、音楽的には3rdの流れを汲むもので全然悪くない。ブラスセクションが入ってちょっとファンキーになる感じなんぞもやや珍味だけど、そもそもプログレってのが珍味みたいなものなんですから。GtとKeyはかわらず縦横無尽に弾きまくって聴き所も十分。こうして聴いてみるとたしかにChristian BeyaってちょっとSteve Howe入ってるな、とか思わなくもない。リズムとフレージングが滑らかなSteve Howe(笑)。
ちなみにWettonと録音した3曲(ボートラ扱い)にはBeyaは参加してないので、ASIAプロトタイプとしてはちょっぴり残念かしらん。Here Comes Feelingとかほぼ完成系だけどなんちゅーか素朴な出来で、比較してみるとASIA版はさすがの完成度と言うべきか。他にもEye to Eyeという曲はASIAの2ndにも同名曲があるが、これは同名異曲だな。

iTunes Storeにはないのよ。

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