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September 17, 2012

踊る FINAL

なんかもう観たくないんだけど、付き合わざるを得ないみたいな厄介な存在っていうんですかね。
Part2ぐらいまでは素直に楽しみにしてたけども、旬を過ぎたあげくにそんなに世間的要求も高く無さげなままいきなり提示されたPart3は、んじゃまあお手並み拝見と言ってみたらば、想定した水準を軽ーく超える(悪い意味で)有様だったもんで、FINALとなると劇場で予告を観た段階で鬱になるとゆーね。

しかもおよそ盛り上がってないよね?公開まであとわずかなのに。さらに言えば夏休み映画として勝負してないし、このコンテンツの扱いとして微妙な感じは何なんでしょうか。そもそも第1作が秋公開なのは、立ち位置的にもまあそんなもんでしょだけど、第2作、第3作は堂々の夏休み映画ですよ。
思ったほど入らなかったっつても2010年総合5位、邦画3位ですよ。
# しかしこの中で他に劇場で観たのが告白とのだめの二本だけってもはや映画好きとは言えないなぁ。

予告で一番の引きは青島?が撃たれて倒れる風のカットで、また殉職詐欺かよーという事なんですけど、よくよく考えてみるとTVシリーズでも映画でも銃で撃たれた主要人物はいるし、青島も刺されてるし死んでないだけで結構重傷者続出してるんだよね、湾岸署って。
ちなみに公開直前のTVスペシャルも見てしまったのだが、なんとも適当な感じはこれ劇場でやられたらシラケるなぁというレベルのものでしたが、TVパッケージと思って軽〜く見る分にはネ。ただし、今これ見てさらに劇場版行くか?というとなると普通はあり得ない。

...とま〜うだうだ言っても要するに、もうさすがに良いんじゃないか?という事でスルーするという大人の対応をすれば良いだけの話ではあるのだが。
なんか棚が空いてると埋めたくなる気持ちですよ、要は。
再登板叶った水野美紀に免じて観てしまったような。

と、ここまで観ずに書いてだな。











なんだろうな、今回も凄いよ。さすがに3以下はなかなか逆にハードルが高いか。
3はそもそも見せ場というものが無いのでね。壁たたきを見せ場とは言わんだろ(笑)。

3は色々言われたけど、室井と青島がほぼ絡まないという事がやはり面白くないんだなぁ、みたいな事実の再確認といいますか。
だもんで今回は見せ場として最後を飾るべく?室井と青島で捜査を展開させた事で長く付き合ってきたファンにはアガるシチュエーションを用意したと。

しかし、はっきり言ってそれだけしか無いとも言える。

本シリーズの特徴としてなぜかある傾向が続いてまして、観客無視で登場人物のロジックが分からないという問題点はそのまんま。勢いでごまかそうとしてますが、バナナとか(そもそもそこにたどり着くシチュエーションもだが)無理ですって。あと開始当初のTVパッケージとしては斬新で面白かった、署内のコメディ描写が経年変化に耐えられてないような気がしてビールの下りとかもういいよ、という感じ。

そしてなにより何となく意味有りげな雰囲気のみで進むという点ではある意味過去最強に酷いかも知れません。つまり犯人グループとその犯行については結局何を狙ってたのかが、よくわからないんだよ。真の主犯が分かったところで、ああそういう事だったのかみたいなパーツが埋まって腑に落ちるという事が無くてねえ。しかも誘拐事件解決した後に、そのまま放置って。既にその時点で少なくとも重要参考人確定だろ?

一応犯人グループの目的を並べてみると、
1、過去の誘拐犯人を粛正
2、真下への復讐
3、室井/青島のパージ
4、警察上層部の隠蔽体質等の腐敗を告発
とまあ、あまりに盛り沢山で欲張り過ぎなのだが、誰かこれらの目的と主な犯行の経緯がどうリンクするのかを筋道立てて説明してくれないかな。反芻していくつか考察してみたが、降参しました。
以下役者名と役名ごっちゃで何だが。

まず主犯格小栗の犯行のきっかけは過去の誘拐犯が無罪になった事と思われるが、その後に上記盛り沢山の計画を立てたとして、香取と小泉がよくそこに乗る気になったな。
本線のプランとしてはこんなものか?

警察官が犯罪を起こす→警察組織は隠蔽に走る→それを告発

1、の犯人の粛正はまあ直接的で分かりやすい。これは小栗の姉一家の事だったという事と、香取が小栗姉と深い仲だったという線か。

2、の真下への復讐は、自分の身内と同様の目に遭わせるという精神的復讐という事なんだろうけど、だいぶ無理筋。真下に対する敵意は主に小泉が担ってんのかな。
でも軽蔑するぐらいはできても子供殺してやるとかならんだろ。小栗にしてもそこまで真下を憎むのはむしろ組織側の人間として無理筋だし、そもそも犯人が無罪になったのは真下は無関係だ。
香取に至っては実行犯だが、曲がりなりにも現職警察官として何の罪科も無い子供を誘拐して殺すとかいくら何でもアレでしょ。
「これは正義だ」とか言ってましたが。普通はね、こういう場合ちょっとは犯人側にも理がある風にするもんなんですよ。そうしないと意味が分からないから。
コレは、ほぼ狂ってるとしか思えないんで、何考えてんだか全然分からない香取の演技は正しいかも。

3および4、だがここがなんつっても非常に分かりにくい。なぜだか小栗の目の敵にされとる室井/青島だが、まず小栗が警官(香取)の犯行を隠蔽前提に捜査指揮する。一方で身代わり犯人を用意し、青島に誤認逮捕の責任押し付けると同時に室井に捜査指揮を譲渡。その後真下の子供を香取が誘拐後殺害する事で捜査失敗とみなし?室井/青島はそのままパージ。その後に上層部の隠蔽体質を告発。香取をどうするつもりだったかは不明。

しかし最初の誘拐殺人は香取の犯行と早々に割れているし、事実劇中で公安?にマークもされているので常識的にはその後誘拐事件を起こすのはほぼ不可能です。勿論香取は超能力でマークから脱して真下息子の誘拐事件を起こす訳ですが。
それでも香取が逮捕されれば小栗が無事で済む可能性は0に近いと思われるんで、室井に指揮を譲渡した時点で人質の生死はともかく香取逮捕の線は濃厚。要は小栗達は保身は考えてなかったという事なんでしょうけど、それでいいのかなあ。
結果的には誘拐事件を解決する事がきっかけで室井/青島のパージも失敗する事になるので、誘拐事件を起こさなかった方が良かったんじゃね?みたいに見えるし、室井との最後の会話では室井が残る事前提で話してるんで、何がなんだか。

ところで小泉だが、劇中で事件の裏が発覚するきっかけになるのだが犯行上も役目不明。実は劇中でも触れているように殺人事件になった場合交渉課は出番無くなるんです。なので小泉を巻き込む意味が無いんです。ここ本当にさっぱり分かりません。

という訳で以上のような事を観ながら理解出来る人はいるんでしょうか。
なかなかここまで難しい話は逆に書けないと思います。実は単純に小生がバカなだけかもしれません。

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