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September 28, 2012

IRON SKY アイアン・スカイ

月面に逃亡したナチがUFOで地球に攻め込んでくる?
もう設定聞いただけで、バカ認定。ポスターのヴィジュアルイメージだけでジャンクフード好きな諸兄には垂涎モノの雰囲気バンバンに出しまくりと。

なんでも制作費が足りなくて、カンパを募集したら世界中から1億集まったとか。でも1億って今時のハリウッド大作からしたら屁みたいな金額ではあるけれど、どうなんよ。

てなワケで、

















馬鹿認定かと思いきや、実はかなりシニカルなブラックコメディでした。
監督の出自からすると実質的にはフィンランド映画と言っていいんでしょうが(劇中でそれにまつわるギャグもあるし)、そこが独特な味わいになってるのかな。
つまりナチは形式上悪役だけど、侵略される地球側トップ(主に代表としてのアメリカ)がそれに勝るとも劣らない外道衆という。なんちゅーかジオンと地球連邦(特にZ以降の)みたいなもんです。その意味では戦争はちゃんと戦争として描いてるし、ナチのプロパガンダとアメリカ大統領選挙をオーバーラップさせるところとか(しかもアメリカ大統領が例のサラ・ペイリンを露骨にモデルにしてるし、ついでに国防長官もラムズフェルド風味かな)、一応ヒーロー役の黒人の扱いのヒドさ(役柄上のね)とかメインストリームじゃちょっと出来そうも無いあたりがそう思ったんだが。

他にも宇宙戦争をナチ側はスチームパンク風(冒頭のガスマスク風宇宙服とかヴィジュアルイメージはキテるよなー)VS地球側は近未来イメージで展開したとこなんざありそうでなかった?本来ならばアガるシーケンスで、それこそ燃え燃えになってもおかしくないんだが(しかも図式はナチの侵略に対抗する地球連合軍なのに)ストーリーテリングの関係でギャグもある一方で妙に冷めた視点からになるところとかね。これはまあ戦争やる奴は基本皆キチガイというスタンスなもんでメカ描写は確かにカッコいいけどスカッとはできないのです。
何しろネーミングからして宇宙戦艦 USS ジョージ・W・ブッシュだし、女子供も皆殺し!核攻撃上等!というシチュエーションで燃えられるかっつーの!

ギャグは随所にあるけど、チャップリンの独裁者を見てヒロインがショックを受けてるそばで、編集が甘いとか言ってブーたれてるシーンとか相当可笑しかった。

んで、ヴィジュアルイメージの中心にいるユリア・ディーツェさんですが、勝手に予想した役柄(女ナチ幹部=エロい)と違って純朴天然ナチ娘という意外なキャラでヒロイン(ナチなのに!)張ってます。確かに登場してすぐにエロ要員!みたいなヒドい=Goodな扱いされてますが、ナイスなドイツ美人さん(生まれは仏らしいけど名前は独だよな)です。

なんやかんや、小生は十分楽しめましたヨ。

Laibachはインダストリア系のアヴァンギャルドなバンドらしいんですが、劇中曲はそれのみにあらず、ノーマルなスコアもありで。普通に器用じゃないかい。
機械的につけてんだろうけど全40曲(数秒の曲もあり)で単価250円というどうかしてる値段設定。
んでComplete my album対象外なんだけど...やめてくれねーかなホント。ガックリくるで。

10/05 追記
Complete my albumの対象に変更されたみたい

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