« TARKUS | Main | またバトルシップ »

September 04, 2012

Three Fates Project

なんだかTARKUS祭りの様相を呈してます。

Keith Emersonの新譜が発表。最近組んでるMarc Bonillaに加えてTerje Mikkelsenとの連名で名付けてThree Fates Projectとな。EL&Pデビューアルバムの1曲に引っ掛けての命名か。
ところでTerje Mikkelsenで誰よ?て話ですが、Rockの人ではありませんでした。ノルウェー人の指揮者だそうな。もちろん指揮者だけではなんにも出来ないのでミュンヘン放送管弦楽団も付いてるよてなもんで、EL&Pの楽曲をオケでやっちゃうよみたいな...何度か聞いたような話だが。
一応Bonillaにも気を使って各々の新曲もありますよという話ではあるがやはり興味の中心はEL&P代表曲のセルフカヴァーなのは仕方ないところ。もちろんTARKUSもやるよ、と。
Emersonの新曲は、お蔵出しという事もあってかEmerson節が感じられて意外と良かった。

で、TARKUSですが吉松隆に対抗して(ってこたーないでしょうが)こちらも歌無しフルバージョンで収録。このアルバムは企画の性質もあってか全編ヴォーカル無しです。
もっともバンドとオケの共演という事でエレキやタイコ、はてはシンセも普通に入ってますので、純然たるクラ寄りではありません。ミックスもライブ感みたいなのはありません。でも冒頭のタイコ抜きのメインリフはほんのわずかな時間とは言え、聴きたかったオケはこれだよーという感じかな。
原曲にも歌唱の無いインスト部分ではオケ入りによる色彩感の変化はそれなりに感じられて面白くはありますが、歌唱部分だとエレキ等のリード楽器の背景にやや沈んでしまうか。でもその他EL&P曲もなんだかんだ楽しめますよ。

ただですな、このプロジェクトの一番の問題はKeith Emersonとオケの共演という企画なのにアレがないんですよ。
アレです。そう、ピアノコンチェルトです。
これやんねーとだめでしょ。元々純然たるクラシック作品として作られたコレを今回やらずしていつやるんですか!
オリジナルは録音が今イチ、ましてやライブ音源に至っては公式音源ですら劣悪なので、今回いの一番にやるべきはTARKUSよりもコレだったと思うんだが...
もっとも正直言って今のEmersonは77年当時とは比較するべくもなく腕が衰えているので、本人の演奏は厳しいかもしれんのだが...というかそこがネックだったのか知らんが。

ここはプロジェクトという事で割り切り、あえて本人は作曲者もしくは監修という立場だけにして、演奏者を別に立てれば良かったんじゃないかしらん。こういう時に便利な言葉、トリビュートって事で!
実際クラシックの世界では、意外に作曲者本人の演奏がベストという事は無い訳でさ。

スリー・フェイツ・プロジェクト

iTunes Storeにはまだ?来てないもんで代わりにピアノコンチェルト初出のこれ。


« TARKUS | Main | またバトルシップ »

「音楽」カテゴリの記事