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December 09, 2012

007/スカイフォール公開

なんと50周年記念作品ということで世界最長の映画シリーズ007。当代からはばっさりリセットしての3作目。007というとシリーズも長いもんでいくつかのお約束がお楽しみだったりするんだけど、Casino Royaleはリセット1作目、続く前作がCasino Royaleの直接の続編という事だった事もあり、色々ありながらも襲名完了かなと思っていたのだ。んで次回作(つまり本作)から六代目007としての王道路線になるんかと。
ところがその間MGMの経営問題などもあって製作が進まず、4年が経過してやっと公開。
六代目も短髪の所為かますますKGBらしさが増してきまして、いまさらながら英国諜報員に見えませんなー(笑)。


















まだ番外編でした(笑)。もう六代目は、雰囲気変わったままで行くんでしょうかね。
なんつーか007て50年もやってると、伝統芸能に近いノリがあってさ、「よっ、何とか屋!」みたいな見栄を切るのを楽しみにしてる部分があるのな。一応TV放送も込みではあるがシリーズほとんどは観てるんで、六代目の雰囲気にはなかなか慣れません。映画としては普通の出立ちなんだけど、007としては違和感があるという意味ですが。

しかし全体としてはちょっと低調だった前作よりもまずまず持ち直してまして、ようやく新任として登板したQも出てきて、「壊すなよ」みたいないつもの漫才も復活してみたりとか、過去作へのオマージュなどもありつつ、本シリーズでは珍しい西部劇チックな篭城戦から、シリーズ的には衝撃のラストを経て...のマネーペニー着任と毎度のオフィス風景をこなして次回作こそが王道作なのか?といった期待を持たせての終了と。
なにしろ前作で示唆されたQuantumの設定は本作では無視されとるんでねえ。Quantumがそうだと確定してる訳ではないが、まあ複雑怪奇な国際情勢の中でいくらなんでも今時世界征服をもくろむ悪の組織なんてのは扱いが難しすぎなのは確かだが。

しかしCasino Royaleで颯爽と登場したはずのBondでしたが、本作で既にロートル扱いですよ。先代達の事を思えばまだまだヒヨッ子ですがねえ。ただこのある種の時代遅れ扱いが後半の意外な燃えポイントへの伏線なんだけどね。

音楽を今作ではDavid Arnoldの代打?をつとめたThomas Newmanですが、前2作よりは分かりやすくBondのテーマを使ってまして(というか主題歌の変奏で必然的にモチーフが紛れ込むという事でもあるんだが)まあ及第点じゃないすかね。ただ肝心のところでいわゆるサビまでガツンと使わないのは消化不良だわあ。

ところで世間的にはBondのテーマっつーとMonty Norman作のになるんでしょうが、この曲は実際Monty NormanなのかJohn Barryなのか色々言われてる曰く付きの曲でもあって、それもあってかどうかは知らないが実はJames Bondのテーマと別に007のテーマと言うのがJohn Barryによって書かれているのです。初登場は2作目からなのでかなり早い時期だが、Barry担当作ではしばしば使われてまして、こちらもなかなか躍動感があって良いんですよ。
David Arnold以降のいわば第二世代の音楽担当者にはこちらのモチーフも今後再利用して欲しいものだなあ。
そういえばEvangelionのある曲はこの曲があきらかに元ネタなんだよね。


007のテーマ初出はこちら。7曲目。

ついでに明らかに似てるやつ。16曲目のDecisive Battleな。

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