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December 29, 2012

ゲーリー・アンダーソン逝く、なのでバリー・グレイ

いつのころからかより正しい発音に近いという事でジェリー・アンダーソンと書かれる事が多くなったGerry Anderson。しかしおじさん世代にはゲーリー・アンダーソンが長かったりするが言うまでもなくかのサンダーバードのプロヂューサー。
他にはスペース1999や謎の円盤UFOといったあたりが代表作か。どれもデザインやメカニック描写には独特の雰囲気があって良かったですなー(元嫁のシルヴィア・アンダーソンはもちろんデレク・メディングスとかブライアン・ジョンソンといったスタッフのセンスの賜物とも言えるけど)。
中でもやはりサンダーバードの国際救助隊というコンセプトは他に類をみない画期的なもので、怪獣も出ない、敵とのドンパチも基本無いにもかかわらずほとんど毎回ミニチュアワークだけで画面に釘付けですよ。スーパーメカをオミットするといわゆるディザスター映画にもなるわけで意外と影響範囲は大きいのかも?
もっとも国民性の違いなのかなんなのか、日本じゃ繰り返し再放送されて人気も知名度も高いけど米国じゃあまりウケなかったらしいね。この辺はやっぱり、UFOとか1999もそうだけど米国産とはちょっと肌触りが違うどこかイギリス的というかドライな感じがアレだったんですかね。
一応リメイク映画てのもありましたが、完全にジャリ向け映画になっちゃっててこれはちょっと残念なものでした。サンダーバードと思わなければまあまあってところだけど、サンダーバードと思うと完全にコンセプトミスで、なんじゃこりゃという。変にコネタは拾ってたりとかつまんない目配せしてる割に、大前提の救助活動がマクラだけってバカかと。シリーズ化をねらってたらしいけど、それならなおさら一本目にやる話じゃなかろーがっつーね。ここで蒸し返す話でもないですけど。
しかし巷じゃUFOとか1999のリメイク話なんてのもあるとかないとか。1999はもう過ぎちゃってるんでSPACE:2099になるそうな。2199だったらどこぞのリメイクと被るとこだが。

ところでAnderson作品と言えば忘れちゃならないのが、やっぱりBarry Grayの音楽。西のBarry Gray、東の冬木透ってのは今思いつきで書いたでたらめですが(笑)、円谷に冬木が付き物なようにAndersonには概ねGrayが付いてくる(SPACE:1999 1stシーズンまでは)。
サスペンスフルかつ軽快なオーケストレーションが持ち味と言っても良いんじゃないかと思いますが、テーマ曲は作品毎に結構多彩な作り。とはいえ代表作はサンダーバードなのは間違いない。なんせUFOの劇中じゃインターセプターの出撃シーンにサンダーバードのテーマを(日本で勝手にやってたみたいだが)入れてたぐらい。

その昔、スミヤというサントラ専門店が健在だったころNo Strings Attachedというレコードがその筋では(たぶん)相当捌けましてねえ。たしか25cm盤じゃなかったかな。モノラルではあったけれどBarry Grayの作品集という事で代表作が一通り聴ける貴重な音源だったんですよ。小生は存在を知ってからだいぶ後にスミヤの新宿店で買ったんじゃなかったかな。No Strings Attachedてのは、条件は特に無しみたいなニュアンスの慣用表現らしいんだけどここでは文字通りの「糸はついてない」という意味で、まあスーパーマリオネーションに引っ掛けた洒落だ。
ちなみに音楽用語だとStringsてのは弦セクションの事なので「弦は入ってない」とも読めるが、勿論オーケストラなので弦はがっつり入ってますんでこっちの意味でも洒落というか冗談になってる。
なんてのが分かったのは後の話で、当時はNo Stirings Attachedというタイトルだが、弦の音も聞こえる...なんて評がマジメにされてたんだよなぁ、70年代末から80年代初頭は。
情報のない時代なんてそんなもんでした。

以前はそのNo Strings Attachedがあったような気がしたが(ちなみにUS Storeにはある。何故かUKには無い)、消えちゃったんで。寸劇まじりのParker, Well Doneが無いのはちょっと寂しいが、代わりにこれなんかどうでしょう。
1,3,4,5,6,7がNSAからの音源で、Barry Gray 以外も色々ついて600円。

UFOとSPACE:1999はどうやらカヴァー音源しか無いので、いっそRocket Scientistsのこれなんかどうスか。

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