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March 10, 2013

サントラ本 Disc Collection SOUNDTRACK

世にいくつかこの手の本は出たりしてきたけど、その系譜の一冊がまた登場。
おなじみディスクコレクションで、およそ500枚を紹介するシリーズであります。
ゆーても500枚なもんで、当然漏れちゃう作品が続出するのは仕方ないけど、全編カラーという点はなかなか見てるだけでも楽しい一冊には違いないが、ちょっと編集が雑。
というのは、作曲家名が紹介欄に無いんです。こりゃデータ本としては致命的じゃないか?のせるスペースが無い訳でも無いのに。アルバム名だけでアーティスト名が載って無いディスクガイドなんてあり得ないっしょ。

解説注文も不徹底だったか、文中に作曲家の名前が出てくるとは限らないのでざっと見た範囲じゃ「イルカの日」ジョルジュ・ドルリュー、「ミッドナイトクロス」「ボディ・ダブル」のピノ・ドナジオは記載無し。結果、巻末の索引からも漏れとる(両名とも他作もあるので名前はのってるが)。

中途半端さが否めないのが邦画の扱いで、基本洋画オンリーの編集かと思いきや、突然大野雄二とかゴダイゴが紹介されたりして、あれっ?と思ったり。
その一方で伊福部昭は一枚も無しとか妙なバランス。いっそ洋画編と割り切ってしまったほうが良かったか。
「黄金の犬」とか「HOUSE」とかチョイスは納得ではあるけれど...でも大野雄二だと1枚だけならやっぱり「人間の証明」じゃないのかなぁ(「犬神家」は軽快なナンバーが無いので却下)...てか大野雄二も索引から漏れてるぜよ!

作品自体は世代的なものもあるかもしれんが、これをチョイスしますか!みたいな意外性はイイ!んですがねぇ。いきなりマカロニから始まる構成とかサ。
ほらサントラ本っても一応映画本の類いだもんで、どうしても取り上げる作品自体がそこそこの評価前提みたいな事あるじゃないですか。名画に名曲ありってんですか。でもこの世界、名曲が名画のものだけとは限らない。
パチもんB級C級はてはZ級量産のイタリア映画界あたりは量も多い分名曲もそれなりに生まれるわけで、このあたりあくまでも「曲ガイド」として編集してるのは意外と画期的かも。
「テンタクルズ」を堂々とジャケ(by世界の生頼範義)も大きめに紹介してる(ステルヴィオ・チプリアーニ成分多めってのもそうだが)なんて世界初だったりして(笑)。

謎の日本版カヴァーアルバム(例「ミッドナイト・クロス」)とか謎の日本版イメージソング(例「ナイル殺人事件」とか「レイズ・ザ・タイタニック」)あたりにも言及されていればなお完璧でしたよ。作品自体はいずれもチョイスされてるあたりが渋いネ。

サウンドトラック (ディスク・コレクション)

出たばかりで何ですが、改訂増補希望(ニーズは知らん)。

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