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May 02, 2013

図書館戦争

原作は未読、ぼんやりした設定は知らん事も無いぐらいな程度。
予告編は見た気がします。
ぐらいなテンションで見に行ってみました。
いや、なんつーの?すごい見たい!とかではないけど、諸事情のタイミング的にあまり選択肢が無かった的な事ですよ。
だもんで、原作ファンとかでもないし期待値フラットですからそこそこ楽しめましたよ。バジェットもどのぐらいか分からないけど、戦闘シーンとかはTVじゃできない感はあったしさ(そりゃメリケン製にくらべりゃあれですけど)。主演の岡田准一のアクションは正直びっくりしましたよ。凄い出来る人じゃないですか。

架空の現在を舞台にした一種の寓話ですが、設定にのれない人もそれなりにいそうな感じ。
小生はと言えば、現実が相当にキナ臭い昨今ですから、そりゃ無いよといいながらも薄ら寒さも感じるテーマになっちゃったのは映画の製作と現実が上手いタイミングで交差したもんで、全てはのれないけど、これ大事よねぇ...っていうようなスタンスでしたかね。

たぶん小説だともっと上手い事腑に落ちるような解説もされてるのかもだが、映画だけだと武装する図書館という物語の根本は無理めではある。劇中でも言われてしまってるように「戦争ゴッコ」みたいに見えてしまうのはあまり血が流れないからですかね。明確な人死にも図書館と良化委との戦闘では出てなかったようだし。
でもまあ面白いと思ったのは、その戦闘にあたっての事前手続きのシーケンスですかね。何時から始めるとかきっちり確認してからという。役名無いんですけど良化委側の相島一之がいい味出してんですよ。
てゆうか刑事役の島田久作とかね、敵役がいかにもな感じで良いんですよ。

劇中でも言われてますが、図書隊は正義の味方と言う訳じゃない。相対的にどっちに立つのがマシかと言えば一般論としては図書隊だけど、図書館と良化委の対立は実際んところ戦争の戯画化であってどっちの側にもお互いの正義がある。トップはともかく現場は命令に従って戦うしか無いんですな。んで相島とか島田クラスは中間管理職的に業務には忠実な訳ですが、こういう層ってのは体制や立場が変わると見事に転向して即座に順応するんですよね(もとより公務員なので自分自身の主義主張に則って行動している訳ではない)…まあ悲しいかな一般的に給与生活者にはそういう資質が求められる訳だが。

...なんの話だか。

いくらフラットな気持ちで見てる言うても映画として駄目な点は明確にあって、岡田准一の独白のシーンはまあ安い演出の見本みたいでしたね。キャラクターにもあってないし、人としてあり得ません。これだけでマイナス30点ぐらい。

ちなみに自衛隊がかなり協力してるみたいですが、図書隊の徹底した専守防衛というスタンス(最初の一発は甘んじて受けるという正に自衛隊イズム)もあって心情的にも協力しやすかったんじゃないでしょうかね。

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