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December 17, 2017

スター・ウォーズ 最期のジェダイ

公開初日に観てきましたが。
予告で見たシーンがまだ出てこないね、一体どんだけやるんじゃ見たいな映画の長さ。
それも当然でシリーズ最長の150分超え。

見ている最中に映画の長さが気になると言うのは、映画の出来としては褒められたものではない傾向があるわけですが、まさにそんなところでしたかね。













前作フォースの覚醒はおおいに楽しませて貰ったが、今回は乗れませんでしたな。
シリーズのおおまかな構成、というか各キャラクターの関係性や、背景は事前にある程度は決まっているとは思うけど(つまり全てが監督・脚本のライアン・ジョンソンの所為とは言えないだろうが)それでも色々残念じゃないですかね。
もっともそもそもSWってそんな大層な作品ではない(いわゆる傑作とかではないという意味で)し、ましてやエピソード7以降は言ってしまえば公式同人誌ぐらいのものだと思えば、細かい事言っても大人気ないようにも思うんだけど、曲がりなりにもシリーズ作品ではあるのだし、それなりにキャラクターは大事にしてあげるべきではと。
要は旧3部作の主人公たるルークの扱いが余りに残念な扱いって事だ。物語のある意味での元凶ですらあるという展開はいかがなもんかしらん。

それを抜きにしても、まあ脚本が良くないっすね。
帝国の逆襲ポジションだから敗走戦になるのは仕方ないにしても、それにしてもアガるシーケンスが少なすぎ。
帝国の逆襲は負け戦なのにやたらアガる奇跡のような作品なのだが。

これは前作からだが、物語の背景として共和国およびレジスタンス、ファースト・オーダーの勢力図が全然わからんのがそもそも問題ではある。
現体制下で言えばファースト・オーダーのほうが(本来の意味では)反乱軍で、レジスタンスの方が体制派であるはずだわな。そこはまあ体制だけど伝統的にレジスタンスて事でも良しとしますが、まずは旧三部作からわずか30年でファースト・オーダーがどんだけ台頭してんだっつー件だ。
今作だけだともはや圧倒的勢力で、最終的にまさかのレベルまでレジスタンスは追いつめられますが、正直これやりすぎ。これで逆転は普通はもうありえませんな。
これ局地戦じゃなくて主力同士のぶつかりあいって事なのかよって逆にビックリするわ。

描写的に組織としても典型的ダメ組織でしかないので、確かにそりゃ追い詰められるのも止むなしではあるのだけれど、それどうなのよ。上から下までバカだらけの末期的組織ですよ。これで感情移入できますか?って話でさぁ。
レジスタンス側のキャラクターはほぼ全員が残念な扱いだもの。

あとカジノの描写も嫌でしたねえ。
こいつら全員死の商人だ見たいな辛気臭い話してましたけど、だからといってオマエらやってんのもテロ行為でしか無いぞ。この手の話で変にこの手のリアリズム持ち込むと、逆にオカシなことになるから。
ローグワンもそこはあったけど、あれはもともと裏の愚連隊の話という前提があったからな。SWとしての本筋でなかば楽しげな描写でやるのとは意味が違う。
カジノと言えば、謎なのがベニチオ・デル・トロ。凄いキャラ立ちしてたんですが何もフォロー無くあっさり退場。一体何だったんだ?という謎っぷり。こいついくらでも美味しい使い方できるだろ。何考えてンだかさっぱりわかりません。

前作でハン・ソロが退場しているので、ルークも退場だろうなーという予想はその通りだったが、地味にアクバー提督の退場はびっくり。あえて触れなくても良いんじゃね?ぐらいに雑な扱い。
とにかく全体に色々雑でしたなぁ。
監督始め主要スタッフはSW世代のはずなんですけどねえ。何でこうなった。

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