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June 2019

June 02, 2019

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

2017年にキングコングを挿んでいるとはいえ5年ぶりの続編。MCUに比べるとユニバースとはいえ公開間隔が長いのは否めない。MCUが例外的過ぎるのだが。

東宝怪獣ゴジラ以外も登場でさながらハリウッド版三大怪獣 地球最大の決戦。

前作の金はかかっているはずなのにややビンボー臭い(つまり見せ場が少ない)のに比べりゃだいぶバトルも増えて結構ですが、やっぱり画面が暗いという弱点は払拭されず。

編集がまずいのか、殺陣が上手く無いのかバトルも見難い。ただガチンコやってるだけで、バトルシーンの面白さのようなものはあまり感じられません。総じて映画としてのノリは今ひとつで、面白いかどうかでいってしまえば「普通」。厳し目にいえば「凡作」か。

今やシン・ゴジラというハードルが存在する以上、派手な映像化というだけでは満足できない、やはり映画はノリが良いかどうかなのだ。シン・ゴジラの映画としてのノリの良さは異常なレベルで、よくできた楽曲をいっきに聴いてしまうような心地よさがあるのだが。

どうしてもハリウッドエンタメ映画は個人の物語に落とし込もうとするのだが、そこが毎度ノイズにしかならないのが難しいところ。シン・ゴジラのような物語は書けないのだ。

例えば今回でいえばかーちゃんテロリスト化とか、これ無くても良い話だよね?フィンウェイパークで娘がやってる事も、娘一人にやらせなくても話は書けるよな?全部モナーク内部で粛々とやれば余計なノイズなくもっとコンパクトな話にできるわけじゃん。

あと突っ込むのは野暮とも思うが、ケン・ワタナベに特攻させんでも...とか。

一方で映画には圧倒的なビジュアルやサウンドも不可欠だが、まあ根本的に全体がパンパンに過ぎるゴジラがどうも好きになれないのもね。あとキングギドラはやっぱり鳴き声が大事。あの音じゃないだけで全くギドラ感が無くなるというのは、こっちの刷り込みが強すぎて違和感しかなかったな。

主題歌がBlue Öyster Cult(正確にはそのカヴァーだが)とは、その手があったかと。

今回の音楽Bear McCreary は前作Alexandre Desplat と異なり、オリジナルモチーフを生かしたある意味手堅い仕事。伊福部&古関メロディがハリウッド大作で堂々正調オケが流れたと思うと感慨深い。伊福部はReady Player Oneでもモチーフは使ってたけどあちらはメカゴジラだし、今回はいわゆるゴジラのテーマも使用と。

ちなみにチャン・チーの双子設定は見ている間理解不能でした。急に場面変わってただ混乱しただけとゆー(笑)。

ラドンVSモスラというカードは珍しいのでは。しかしラドン、最後笑わせにかかってるよな。ムトーさんも前作のヒールだったとは思えない小物になってしまって。

ちなみに板野義光と中島春雄に捧げられておりましたが、中島春雄さんの厚遇ぶりは熱いものが。

4大怪獣はそれぞれキャストクレジットがあって面白いです。Himself or Herselfな。

放射能設定が謎すぎなのはもう突っ込みません。

次回はvsキングコングらしいが、まともにやりあえるとは思えないので、どうコングを強化するのかね。

 

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