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September 2019

September 08, 2019

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

特別にタランティーノファンというわけではない。自慢じゃないが名前を売ったレザボア・ドッグスもパルプフィクションも見てないしさ。
ジャッキー・ブラウンは前売り買ったのに、スケジュール合わず見られずみたいな。
とはいえ見た作品については基本的に楽しませてもらっているのも確かではある。
 
んで、今作だ。
予告編の段階でシャロン・テートが登場した時点で俄然興味を引かれたわけだが、架空の登場人物を主人公にどんな作品に仕上げるのやら、と。
 














 
しかも劇中で描かれるのはたった3日の出来事だとか。
 
しかし実際には最初の2日と最後の1日は非連続であり、間の出来事も描かれないわけではない。
なんというか実に不思議な味わいの映画でして、ある意味当時のハリウッドの数日間を二人の主人公を軸に切り取った中に、例の事件を織り込むことで見てるこっちは勝手にサスペンスが盛り上がるわけである。
ちなみに主にサスペンス担当はピット。日常担当はディカプリオか。
 
スティーヴ・マックイーンやらブルース・リーが出てきたり、なんだかジョディ・フォスターを彷彿させるような子役が出てきたりと脈絡はないがこれはこれでじゅうぶん楽しい。マカロニ出演がセルジオ・レオーネじゃなくてセルジオ・コルブッチってあたりもニヤリとさせられる。
ところで台詞飛んだ後のディカプリオのキレ芸はアドリブなんだそうな。すげーな。なんつーかディカプリオはもはやディカプリオという芸を確立してますなぁ。
そしてマンソン一家と対峙してもある意味安心感しかないブラピ。なんつったってブルース・リーとタイマンはって負けてないからね。これが実は伏線でもあったのだが。
 
なんやかんやあって運命の3日目を迎えて、日常描写が一々嫌な感じに(子供部屋を案内するくだりな!)サスペンスが高まりまくったその挙句のクライマックスに私はタイトルの真の意味を知るのである。
またやりやがったなタランティーノ!そうだよタランティーノは前にもやってるもんな!
痛快でありながら悲しくもあるおとぎ話であった。
 
しかーし。これ事件の事をカケラも知らない人はどう見るんでしょうか。
それが気になるー。

もしかしてバイオレントなコメディ?しかも話がなんだかぼんやりしてる?みたいな。
体裁上、一応ヒロインはマーゴット・ロビー演ずるシャロン・テートであるはずだが、主人公2人とは基本的に絡まず登場シーンは独立したエピソードでしかないと言う、普通の映画の文法上からは逸脱している構造だし、なんだったのこの人?みたいに見えてしまうよね。
 
ちなみに本国ではR指定のこの映画、日本ではゆるーくPG12。内容的にはR15+でもいいような気もしますがな...
 

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