June 03, 2013

未来からのホットライン&タール・トラップ

星野之宣によるJ.P.ホーガン原作で三度目の漫画化なんてのがいつの間にやら単行本化。
読むまで「プロテウス・オペレーション」と完全に記憶が入れ違ってて、ナチ出てこねーなーとかボケまくり。ブラックホールの下りとか完全に忘れてましてこんな話だったかなぁみたいな。
でもその分新作読むみたいな楽しみ方でしたが。ホーガンx星野は相性良いと思うのでプロテウス〜も今後一つよろしく。

ところで星野之宣というとほとんどデビュー当時から読んでるが、なんだかんだ繰り返し作品集が出てましてその度に初収録が1本とかあって困るんですな。さすがにおんなじ話ばかり増えるのもアレなんで最近は過去作品集はスルーしがちではあったんです。
しかし今回店頭で見かけた単行本「タール・トラップ」の帯には仰天して入手ですよ。
幻の作品と化していて、今後も復刻はあるまいと思っていた「恐竜教室」「レックス先生さようなら」が初収録ですと?レックス先生自体は短編「アリス」でもゲストで出してたぐらいだからまんざら黒歴史化しようとしてたわけでもなさそうだが…と思っていたらどうやら原稿紛失も今まで復刻されなかった理由の一つでもあるらしい。今回は掲載誌からのスキャンで実現したとの事。
一応体裁はギャグマンガだけど、資質がそっちに向いてないのは明らかなので一言で言えばやっぱり珍味だった(笑)。

しかし初連載作の「ブルーシティー」は本人全く気に入ってないみたいだけど、これに魅せられて星野ファンになった人はそれなりに多いはずで、1976年当時にここまでクールなヴィジュアルを持ったSFマンガは今にして思えば日本マンガ界という枠を完全に超えてたな。本当に圧倒的にカッコ良かったんですよ(個人的には「世界樹」のころの絵柄が一番好きだが)。
同じくジャンプスーパーコミックスの常連の諸星大二郎と同じく、あまりにセンスと立ち位置が違いすぎて、その後も後継者的作家は現れずじまいだが。
ちなみにその諸星による同時期の「暗黒神話」は連載当時いくら頑張っても絵とストーリーが理解できず読めませんでした。だいぶ後に単行本で読んで「めちゃくちゃ面白れーじゃん!」となるのだが。


未来からのホットライン


タール・トラップ

March 07, 2013

iBookstore

遅ればせながらというか今更というか、とにかくiTunes Storeの日本版電子書籍が少しはマシなラインナップとなった。
Kindleも入手した今、またもや電子書籍のフォーマットが増えるだけというのも一ユーザの立場となってみれば不便この上無しだが...前も書いたが音楽との最大の違いがこのフォーマット問題。

主戦場はなんだかんだコミックだと思うんだけど、シリーズ本とか違うフォーマットでそろえるとかしないよねえ。
映画同様にレンタルがあればまた違うんだが、買い取りオンリーというのはどうなんでしょ。ネットで貸本屋、これはいけるな。やってくれ。

結局はしかし今後ラインナップがどこまで広がるかだが、Kindleアプリと同程度には使い勝手は良さげ(複数デバイスをユーザにチェックさせるとかしない)なので、この点ラインナップは先行してるけど非常に使い勝手が悪いeBookJapanはどう出るか。

February 22, 2013

PEACE MAKER 10

ついに10巻。なかなか終わりません。
てな感じで久しぶりに書いてみたりなんかして。10巻は久しぶりにわかりやすーい大ネタでたね。
強敵スティーブ・バケットさん。もうほとんどまんまのSteve Hackettですが、ご存知元Genesisのギタリスト。なんでもGenesis Revisitedツアーで6月に来日するらしいよ。バンドメンバーが気になるけどまだ詳細不明。
ついでに8、9巻のネタも。
・ジムコ兄弟
jimcoつーと90年前後にちょっとマイナーな感じの盤を色々出してたレーベルってイメージだが。EmersonとかWakemanのソロワークとかありましたよ。
・ダニット
Genesisの楽曲Who Dunnit?ですね。
・アトラとエイドリアンとケイト
息子のエイドリアンはAdrian Belewでガチ。その母アトラはちょっと苦しいかもしれんが仏のバンド、Atollかも。Heldonと違ってCrimsonフォロワーじゃないからタマタマかもしれんが。んで名前だけでてきたアトラの母のケイトってのは、この界隈だとやっぱりKate Bushかしらねぇ。
・LIVE STOCK
8巻に一瞬でてくる汽車に描かれているんですが、Phil Collinsも在籍したJazz RockバンドのBrand Xのライブ盤ですな。

January 30, 2013

どこにでもプログレ

Unixを仕事でつかわにゃなんね、という事でコマンドのポケットリファレンス買ってみた。
前も買ったが、もう手元に無いし10年は前の話だし。
でもってチラホラ眺めてると、そこはかとない違和感が。
コマンド例として掲載されている部分のユーザ名がgenesis。それだけならちょっとかわった名前だなぐらいだが、別のページにゃユーザ名steveの例が。
genesisでsteveってHackettか!みたいなツッコミ入れつつ、さらに他のページ。

ユーザ名steveグループ名yes。
HackettじゃなくてHoweかよ!

ここに至って、ページの頭から検証してみれば、グループIDは90125だし、他にもユーザAlan WhiteやらBillやらなんやら。John Andersonは一般にはJon Andersonなので(本名はJohnらしいけどさ)惜しいが。steve howeはmaestroだったりcrimsonはschizoidだったり、やりたい放題好き放題。
progre.txtを表示するとGENESIS,Crimson,YES,ELP,Pink Floydとか、progre.datには加えてBrand XにはてはBancoまで。知らずに見てると何が何やらの例示でございました。

[改訂第4版] UNIXコマンドポケットリファレンス ビギナー編


October 15, 2012

eBookJapan

小生も利用しているが、電子書籍の販売じゃ大手と思われる。
ここの仕掛けの特徴はトランクルームというのがありまして、ようは購入した書籍をウェブ上においておける。はやりで言えばCloudってことだ。んで登録した複数デバイスからアクセスできるのだ。
以前は無料トランクルームの冊数上限が少なくて、結局ローカルにおかざるを得なかったのだが、現在は無料となったようだ。

しかしそれでも今ひとつなのは、読むためにはデバイスにダウンロードしてからでないと読めないという事。
LTEならまだしも、携帯の3G程度じゃ遅くて漫画一冊のダウンロードも耐えきれない。
しかもダウンロードした書籍を他のデバイスで読むためにはいったんアップロードしなければならない(アップロードはおそらくフラグを変えるだけなのでダウンロードと違い時間はかからないが)。つまり複数デバイスで運用する場合、読む事が出来るのは常に1デバイスに限られる。
例えば家でPCとかiPadで見てたものを外出した際にアップロードし忘れたら、iPhoneで続きは見られない。なんだかイマイチだ。ついでにいうと今時登録デバイスが3台までってのも少なくないかね。

なんでトランクルームから直接読めるようにならんのかな。
確かにすべてローカルにおく事でレスポンスは良いだろうけど、直接読む方式も選択肢に入れてほしいものだ。

あるいはフラグとファイル本体を別管理にして、フラグ更新のみとファイル本体の削除をユーザが指定可能にするとかさ。であれば各デバイスに予めファイルをダウンロードしておけば、ポータブル端末でも毎度ダウンロードしなくても済むのだが。最後にアクセスしたデバイスにプライオリティを割り当ててしまえば、個人ユースならほぼ不都合は無いはずだが。

この程度の事が検討されなかったとは思えないので、やっぱり何かしら権利がらみなんでしょうかね。

まだまだ動きは鈍いが電子書籍は仕組み上、古書店に流す事が不可能なので、本質的には権利者側にも有利と思われる。長い目で見ればこの流れは止められない。
その分せめて運用はあまりガチガチにしないで欲しいものだが。

ここまで書いといてなんだが、最大の問題はモノによるけど価格がリアル本と一緒って事なの。
これ納得いかないんだなぁ。出版社の言い値なんだろうけど。

ユーザとしては、譲渡なども仕組みが出来ると良いなあとは思うんです。

欧州じゃそんな話も出てきてるみたいだが、我が国じゃ期待も空しい。

September 08, 2012

悪の教典 映画化とか

悪の教典といえば...これはもう反射的に#9な訳であります。恐怖の頭脳改革です。すなわちEmerson Lake & Palmer。EL&Pネタが続きますが、その楽曲を映画化(そんな無茶な)ではない。
貴志祐介の小説な。
これまでも「クリムゾンの迷宮」とか書いてるので、プログレな雰囲気を醸し出していた作者でありますけれども(「青の炎」の映画化時の主題歌がPink Floydてのもあったな)今回はタイトルがなにしろそのものズバリでございます。サイコパスな教師が生徒を皆殺しにしてゆくという、なんかどこぞで聞いたようなそうでもないような話ですけれども単行本上下刊というボリュームには一寸手が出なかったが、分厚い新書になった時点でようやく読んだような次第。

で、それがなんと三池崇史の手で映画化だとか。
主演は伊藤英明と、ははァそう来たかーの布陣。イメージはあるんじゃないですかねこれは。
実は噂ばかりで三池監督作品を見た事が無い小生ですが、ようやく見る事になりそうな予感。さぞかしアレな事になるんでしょうか。さすがに伊藤英明なんでアレはアレでしょうが。←何の事やら(笑)。
もっとも小説自体は、作者の水準からするとちょっと物足りないか。

映画化と言えばこれよりびっくりしたのは「アシュラ」。
小生にとってトラウマ漫画家の代表格と言えばジョージ秋山大先生を置いて他にはいない訳ですが、先日久しぶりに書店にいくとアシュラの文庫が置いてある。
ををアシュラでわないか!なんぞとおもわず手に取って見ると、映画化みたいなオビ。
2012年公開?
実写か?いやアニメか。いやどっちにしたってそんな企画が進んでいたとは...この秋はなんだか殺伐とした邦画界でございますよ。

本題戻って悪の教典ったら、これなんだけどねー。

Karn Evilがなんで悪の教典なんだか良くわかんねーですが、聴いてるとCarnivalのシャレというのだけは何となくわかる。ジャケまで含めたトータルパッケージでもアルバム丸ごとで一般的に言われる最高傑作。TARKUSで枯れずにそれを超えてみせたというのは凄い事で、どんだけエネルギッシュだったんか。

ある意味孤高の筋肉系プログレ。恐怖の頭脳改革てのも相当な邦題だな。

映画化にあわせて?文庫もでたみたいだけども。

February 27, 2012

iTunes Store その後とか

先週の仕様変更からちょっとたって、落ち着いた?のかどうかしらんが、既に書いたようにこれを機会に消えてしまった楽曲群も少なくないのが実情のようである。
それ以前に消えてしまったモノも多いのだが、とにもかくにもDRM付き(てか低ビットレートのまま)で放置されたままの曲が我がライブラリには概ね300曲。
小生的にはまったく無関係だが、世間的にはインパクト大きそうなのはBeing系離脱かしらねぇ。
やはりPlusフォーマットに伴うDRM無しってのが影響したのでしょうか。毎度の事ながらケツの穴が小せぇこった。
ちなみに残った楽曲群も何気に値付けが250円になってたりするのもあったりしてここじゃ確実にインフレが起きとる。しかしまあ日本において適正利益確保の為にその値付けが必要だと言うならば仕方ないけどな。なんせそこの損益分岐点は知る由がない。

ところでなんだかんだでiTunes Storeはワールドワイドでは日本だけ成功してないそうな。配信の中ですらシェア6〜7%程度だとか(大半はレコチョクだそーです)。iTunesの普及に比べるとなんだか低すぎるようにも思うけど、といって意外とゆー感じもしないか。たぶん実際のところ配信自体がいまだ盛り上がってないように思われ。まーそんな程度じゃなかなかAppleのやり方も通らんわなぁ。

小生はというと完全にiTunes StoreとAmazonにどっぷり。最近じゃ映画もiTunes Storeがメイン。世間的には少数派なんでしょうが、ソフトウェアの物理的コレクションにはますます感心が無くなってる今日この頃、Appleの目指す方向性と個人的志向がほぼ合致してるんだわ。
でも本に限って言うとインターフェースは物理的書籍の方がまだなじむかな。あー、でもビジュアル重視、あるいは検索性が要求されるとかならデジタルのほうが既に良いかも。

June 18, 2011

PEACE MAKER 7

7巻発売につき、また書いてみる。
とはいえ本巻は一読したところ新ネタほぼ見つからず。わずかにホウダウンという街の名前が、ELPの代表曲というぐらいか。

物語は第一部完となり次巻からは第二部だそうな。うーむまだまだ続くのか。
しかしやはり相変わらずELP,King Crimson,Genesisにほぼ限られ、大物プログレバンドとしてはYes,Pink Floydは皆無か?
そもそも偏ってる上にさらに謎の偏り具合であります。単に好みなのかも。

November 20, 2010

PEACE MAKER 6巻

雑誌連載は全く追いかける気がないまま6巻発売。
いよいよ架空の地球感が高まって参りました。赤の国(Red)って仮想日本だったのね。
本巻もなかなか新ネタ登場しております。

以下、羅列すると、

#ヌアージ共和国
KCのアルバムThree Of A Perfect Pair収録の楽曲から。しかしマイナー過ぎでわ無かろーか。
#ミラージュ
CAMELの2ndアルバムか。
#ロミオ・ギース
同じくCAMELの3rdアルバムSnow Gooseからかねぇ。劇中の綴りはGeethみたいですが、GeeseはGooseの複数形なんで。
#アトランティック
EL&PやらKCやらGENESISの所属していた米系レコード会社。
#EG大陸
こっちもレコードレーベル。プログレに限らない総合系のアトランティックと違いプログレ系中心。英系なんで本家ですかな。
#アイアンマン
Iron ManといえばとりあえずBlack Sabbathですが、プログレではないな一般的に。
#リザード島
KCの3rdアルバムな。
ちなみに'島'なのはついでに4thアルバムIslandsに引っ掛けていると思われ。
#太陽と戦慄事件
言うまでもなくKCの6thアルバムにして重要作。

…こんなもんですかね。
今後も頑に連載を追う事なく、半年後ぐらいに7巻でまた書くかね。

June 04, 2010

またもやPEACE MAKER 5巻

前回書いたエルトン=Elton John説だが、もう一つのこじつけを思いついた。
それは仏蘭西のバンドHeldonである。仏蘭西のバンドなのでヘルドンではなくエルドンと読むのね。

ちなみにこのHeldon、音楽的にはKing Crimsonのフォロワーとしてその筋では有名なんであります。音楽的リーダーにしてHeldonの頭脳たるギタリストRichard Pinhas(リシャール・ピナス)のギターはかなりFrippテイストだし、In The Wake Of King Frippなんてタイトルの曲まで発表したりしてますんで。露骨なまでの傾倒ぶりが凄くね?

より以前の記事一覧